Archived: ナショナルインスツルメンツのGPIBボードの自動シリアルポーリング機能はいつ動作するのでしょうか。

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使用ソフトウェア: Driver Software>>NI-488.2
使用ソフトウェア・バージョン: N/A
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A

問題: ナショナルインスツルメンツのGPIBボードの自動シリアルポーリング機能はいつ動作するのでしょうか。

解決策: 自動シリアルポーリングは「有効/無効」「許可/不許可」の状態があります。有効/無効を切り替えるには，GPIB構成ユーティリティを使用するか，IbcAUTOPOLLオプションで構成関数のibconfigを使用します。プログラム中で一旦自動シリアルポーリングが無効化されると，再度GPIB構成ユーティリティやibconfig関数で有効化されるまで自動的にはシリアルポーリングを行いません。ただし，ibonl関数はこの設定を初期値（有効）に戻します。

自動シリアルポーリングが有効化されるだけでは、自動シリアルポーリングは実行されません。これが「許可/不許可」の設定です。（自動シリアルポーリングが有効でないと許可/不許可は意味をなさないので，以下では有効となっているとします）自動シリアルポーリングは，デバイスレベルの関数が呼び出された後に「許可」となります。デバイスレベル関数がユーザーに値を返した際，ドライバはSRQラインの状態を判定し，アサートされていれば自動シリアルポーリングを行います。

ボードレベルや488.2呼び出しはユーザーが直接バスにアクセスするため，ドライバはユーザーから隠れた部分で何かを行う（自動シリアルポーリングなど）ことはできません。このため，ボードレベルや488.2呼び出しの後では，自動シリアルポーリングは不許可となります。ドライバはこれらの関数呼び出しを受けた直後に自動シリアルポーリングを不許可とします（これはドライバソフトウェアの実装の詳細に過ぎません）。ユーザーがデバイスレベルの呼び出しを行うまで自動シリアルポーリングは不許可となり，他に再度「許可」状態にする方法はありません。

弊社の提供するドライバは，初期状態で自動シリアルポーリングが有効となっております。上記の様にドライバが自動的に許可/不許可を制御するため，通常は特に無効化する必要はありません。

自動シリアルポーリングの詳細につきましては，ユーザーマニュアルや，ソフトウェア付属のドキュメント（日本語）をご参照下さい。

関連リンク: NI-488.2 User Manual ReadStatus関数とPPoll関数 IBWAIT関数のRQSとSRQIの比較

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報告日時: 11/29/1995
最終更新日: 02/26/2005
ドキュメントＩＤ: 0FS79NVD