NI Volume License Manager(VLM)でライセンスファイルをインストールして設定をおこないました。ソフトウェアにアクセスできるようにクライアントへ権限を追加するにはどうすれば良いですか?
ボリュームライセンスプログラム(VLP)に含まれるソフトウェアの権限を追加するには、ユーザベースライセンス、コンピュータベースライセンス、もしくはその両方かどうかを最初に判断する必要があります。ユーザベースライセンスでは、権限を許可したいユーザのログイン名が必要です。この名前は、マシン上でログするために使われます。コンピュータベースライセンスでは、クライアントコンピュータ名が必要です。コンピュータ名を見つけるには、クライアントマシンで
スタート » プログラム » National Instruments » NI License Managerを選択します。
コンピュータ情報を表示ボタンを選択してコンピュータ名を入手します。必要な情報を入手したあと、ライセンス形態に従って権限を割り当てます。
NI VLM 2.1.1以前の場合権限を追加するには、NI VLMを起動して以下の手順をおこないます。
- ユーザを追加もしくはコンピュータを追加ボタンをクリックします。プロパティダイアログボックスでクライアント情報を入力します。(情報タブのユーザ名フィールドは、任意入力で独自記録用に使用できます。)
- 権限タブを選択すると、VLPに含まれているソフトウェアパッケージがリストされています。
- クライアントが使用するソフトウェアパッケージのチェックボックスにチェックを入れます。
- コンピュータベースライセンスの場合、ユーザタブを選択するとコンピュータにユーザを追加できます。OKをクリックして、各クライアントの分だけこのプロセスを繰り返します。
- 変更を適用ボタンをクリックして新しい設定や権限でサーバを更新します。変更を適用に失敗すると、変更した内容は反映されません。
NI VLM Import Utilityを使用して前のサーバからクライアント構成をインポートすることもできます。このユーティリティについては、技術サポートデータベース 3G0GJU6Eを参照してください。
NI VLM 3.0の場合権限を追加するには、NI VLMを起動して以下の手順をおこないます。
- 画面左側にあるユーザもしくはコンピュータタブをクリックしてユーザを追加もしくはコンピュータを追加を選択します。クライアント情報を入力します。
- 明示的ライセンスセクションで追加ボタンを選択して、クライアントが使用するソフトウェアパッケージのチェックボックスにチェックを入れて追加します。保存ボタンを押してユーザの追加を終了します。
- 変更を適用ボタンをクリックして新しい設定や権限でサーバを更新します。変更を適用に失敗すると、変更した内容は反映されません。
NI VLM 3.0で管理していた前のサーバから移行する場合、NI Volume License Manager Import Utilityでクライアント情報をインポートすることができます。詳しくは、
技術サポートデータベース 3G0GJU6Eを参照してください。ただし、NI VLM 2.1.1からアップグレードして新しいサーバへ移行する場合は、
技術サポートデータベース 5FBFCFUSにあるインポート方法をおこなってください。
メモ: クライアントコンピュータもしくはユーザはネットワークを介してNI VLMに接続されていない場合、非接続ライセンスを作成する必要があります。その場合は、次のステップを参照してください。
メモ: このページは、
ボリュームライセンスプログラムスタートアップキットシリーズの一部です。
次のステップ: 非接続ライセンスもしくはホームライセンスを作成する前のステップ: サーバ設定を構成する