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リアルタイムOSのコントローラがMeasurement & Automation Explorer でGeneric Desktop PCと認識される
リアルタイムOSのコントローラがMeasurement & Automation Explorer でGeneric Desktop PCと認識される
ハードウェア: Compact FieldPoint>>Controllers
問題: PXI、組込ビジョンシステム(EVS)、リアルタイム工業用コントローラなどのリアルタイムOSのコントローラがMeasurement & Automation Explorer(MAX)でGeneric Desktop PCとして認識されてしまいます。どうすれば正しくコントローラが識別されるようになりますか?またGeneric Desktop PCと認識された場合と正しく認識された場合とでは何か違いはありますか?
解決策:
この問題は「デスクトップPCユーティリティUSBドライブ」でリアルタイムOSのコントローラを再フォーマットした後に発生することがあります。再フォーマットした後は、システムを初めて起動する際にLabVIEW RT Safe Modeで起動する必要があります。Safe Modeで起動させなかった場合、MAXで正常に認識されずGeneric Desktop PCとして表示されます。
残念ながらGeneric Desktop PCと認識されてしまった場合は「デスクトップPCユーティリティUSBドライブ」を使用してコントローラを再フォーマットしなければなりません。LabVIEW RT Safe Modeにして起動するには電源投入時に<DEL>キーを押しBIOS設定画面を表示させ下図の通りBoot Configurationを変更します。
ここでBIOSは常に最新バージョンを使用してください。最新のBIOSは
www.ni.com/downloads/ja/からでコントローラの型番の数字とBIOSの2つのキーワードで検索してください(例えばPXIe-8135であれば「8135 BIOS」)。新しいバージョンのBIOSがある場合はダウンロードページの説明に従いBIOSをインストールしてください。
「デスクトップPCユーティリティUSBドライブ」を用いた再フォーマットの方法は
KnowledgeBase 5J9EI1TVをご参考ください。この資料はPXIコントローラに対してのものですが再フォーマットの方法はEVSや工業用コントローラでもほぼ同様です。
メモ: PXI-8176のバージョンEのような古いコントローラでBIOSにLabVIEW RT Safe Modeのオプションがないものや、PXIe-8130のようなAHCIをサポートしてないコントローラではGeneric Desktop PCからの変更はできません。
MAXでデバイスの表示の違いに加えて、適切に認識されたコントローラとGeneric Desktop PCと認識されたコントローラではいくつかの重要な相違点があります。
適切に認識された場合はコントローラのハードウェア構成やBIOSに応じて、リアルタイムOSでの時間確定的な処理を行うにあたり悪影響を与える設定(Hyperthreading、Turbo BoostやレガシーUSBサポート)などが無効になります。
Generic Desktop PCと認識された場合はこれらの設定がデフォルトで無効になりません。そのため機能的には正常に認識された場合と同一ですが適当な設定を行わない場合、処理の時間確定性が低下する問題が発生する可能性があります。
関連リンク: www.ni.com/downloads/ja/
添付:
BootSafeMode.jpg
報告日時: 02/19/2010
最終更新日: 06/21/2014
ドキュメントID: 56IDOLGF
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