IEEE1394カメラがMAXでGenericと認識される理由とその対応方法

使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: 3.0
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: Driver Software>>NI-IMAQ for IEEE-1394
ハードウェア: Instrument Connectivity Other>>IEEE 1394

問題:

Vision Acquitistion SoftwareをインストールしてIIDC準拠のIEEE1394カメラを接続しました。Windowsのハードウェア接続ウィザードでドライバを自動でインストールしました。正常に認識されたようですが、MAXで画像を集録しようとするとエラーが出て集録できません。

これはなぜですか？

また、どのようにしたら画像を集録できるようになりますか？

解決策:

IEEE1394カメラをPCに初めて接続した場合、通常、Windows標準のドライバが割り当てられます。

MAXでは、Generic ...... Cameraと表示されます。

通常、MAXには、NI製品か、または、シリアルポートなどのPC標準のハードウェアしか表示されませんが、IIDC準拠のIEEE1394カメラの場合は、弊社のドライバが割り当てられていなくてもMAXで認識されます。

しかし、MAXでGeneric ...... Cameraとして認識されている場合は、NIのソフトウェアでは正しく動作させることができません。MAXでの画像集録もプログラムからの画像集録も行えません。この場合は、Windowsの一般的なイメージングデバイスとしての認識となり、ムービーメーカーなどでは問題なく動作するかと思います。

NIのソフトウェアでIIDC準拠のIEEE1394カメラを使用する場合は、NI-IMAQ for 1394（Legacy）か、
NI-IMAQdxのいずれかで認識されている必要がありますので、MAXでGeneric ...... Cameraとなっているデバイスを右クリックして、DriverメニューからNI-IMAQ for 1394（Legacy）か、NI-IMAQdxを選んでください。IIDC準拠のIEEE1394カメラにNI-IMAQ for 1394（Legacy）か、NI-IMAQdxのいずれかのドライバが割り当てられていれば、MAXで画像の集録を行うこともできますし、プログラムから画像を集録することもできるようになります。

ドライバの変更は、Windowsのデバイスマネージャーからも行うことができます。ドライバの更新ウィザードで自動検索させず、手動でNI-IMAQ for 1394（Legacy）か、NI-IMAQdxのいずれかのドライバを割り当ててください。

参考：

通常、MAXには、NI製品かシリアルポートなどのPC標準のハードウェアしか表示されませんが、IIDC準拠のIEEE 1394カメラは少し特別な扱いになっていて、NIのドライバが割り当てられていなくても、MAXで表示されます。
Windows標準のGenericのドライバが割り当てられていてもMAX上に表示されているのは、
通常、IEEE 1394接続のIIDCカメラを初めて接続すると、Windowsのドライバが割り当てられてしまうからです。ドライバの変更をデバイスマネージャからではなく、MAXで行えるようにするために、特別な扱いになっています。

家庭用DVカメラなどのIEEE1394接続のカメラもWindows標準のドライバが割り当てられる場合がありますが、家庭用DVカメラはIIDC準拠のカメラではないので、NI-IMAQ for 1394（Legacy）や、NI-IMAQdドライバは割り当てることができません。もし、家庭用DVカメラなどからの画像を集録する場合は、アナログ画像用の画像集録ボードを使ってビデオ出力信号から集録するか、Windows標準のドライバが割り当てられていて、WIndows Movie Makerで動作する場合なら、NI-IMAQ for USBを使っての集録を行ってください。NI-IMAQ for USBは以下のリンクから無償でダウンロードできますが、サポート対象外になりますので、ご注意ください。

関連リンク:

NI-IMAQ for IEEE 1394 Frequently Asked Questions (FAQ)

Troubleshooting Tips for IEEE 1394 Cameras

USBタイプのカメラを使用して、画像収録する方法

添付:





報告日時: 11/21/2007
最終更新日: 04/17/2008
ドキュメントＩＤ: 4FKHQ28V