DAQボードで設定可能なチャネル間遅延の範囲



使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: N/A
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア:

問題:
DAQボードでデータ集録した際の、チャネル間遅延の設定を変更したいのですが、チャネル間遅延の最大値と最小値はどのように計算したらよいですか?

解決策:
DAQボードの型番ごとに、異なったチャネル間遅延の最大値と最小値を持っていますが、以下の方法で簡単に計算することができます。

チャネル間遅延の最大値 = 1/(スキャンクロックレート)/(チャネルリスト中のチャネル数)
例えば、DAQボードの16チャネル全てを、10k[S/s(scans per second)]で集録した場合、チャネル間遅延の最大値は、(1/10,000)/16 = 6.25E-6[seconds]となります。

チャネル間遅延の最小値 = 1/(DAQボードの最大サンプリングレート)
例えば、PCI-6070E (PCI-MIO-16E-1)は、1.25[MS/s]の最大サンプリングレートを備えています。そのため、チャネル間遅延の最小値は、1/1.25E6 = 8.0E-7[seconds]となります。


関連リンク: DAQボードを使用して、データ集録を行った際に設定された”実際のチャネル間遅延”を、どのように調べたら良いですか?
データ集録に関する専門用語の定義:スキャンレート、チャネルレート、サンプリングレート、スキャンリスト、チャネル間遅延

添付:





報告日時: 05/01/2003
最終更新日: 08/24/2007
ドキュメントID: 2X0A5RW0