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固定小数点値を用いた場合に、Cシリーズアナログ入力モジュールが返す測定値の単位は何ですか。



ハードウェア: CompactRIO>>Analog Input Modules

問題:
現在Cシリーズアナログ入力モジュールを用いたFPGAプロジェクトで、固定小数点データを扱っています。このデータが返す値の単位は何になりますか?


解決策:
LabVIEW 8.5以降、加えてNI RIO 2.4以降のバージョンをご利用になっている場合、FPGA VI上では、IOノードで使用される単位調整後の固定小数点データが確認できます。もしそれ以前のバージョンのLabVIEW、ならびにNI RIOをご利用になっている場合、測定データとして確認されるのは、"Binary to Nominal VI"を用いて電圧・電流・抵抗値や電圧比等に変換が必要な整数値です。

  • 熱電対入力モジュール

    NI 9211は、cRIOの熱電対モジュールの一例です。本モジュールは、電圧に単位調整された固定小数点データをIOノードから読み取ります。読み取る電圧値は、CJC(冷接点補償)と熱電対の種類から得られる温度測定値に変換することができます。これらの計算は、モジュールに特化されたLabVIEWのサンプルプログラム(NI 9211 Getting Started)で示されています。


  • RTD(側温抵抗体)入力モジュール

    NI 9217は、cRIOの側温抵抗体モジュールの一例です。本モジュールは、抵抗値に単位調整された固定小数点データをIOノードから読み取ります。読み取る抵抗値は、100Ωの基準抵抗を用いた変換多項式によって温度に変換することができます。これらの計算は、モジュールに特化されたLabVIEWのサンプルプログラム(NI 9217 Getting Started)で示されています。




  • ひずみ入力モジュール

    NI 9237は、cRIOのブリッジモジュールの一例です。本モジュールは、電圧比(各チャネルの測定電圧/励起電圧)に単位調整された固定小数点データをIOノードから読み取ります。読み取るこれら電圧比の値は、ブリッジ構成(フル/ハーフ/クォーター)とゲージ率に基づいてひずみに変換することができます。計算の詳細は、ホワイトペーパー『歪みゲージを使った歪み測定』に示されています。


  • 電流入力/出力モジュール

    NI 9203は、cRIOの電流入力モジュールの一例です。本モジュールは、電流値に単位調整された固定小数点データをIOノードから読み取ります。


  • 電圧入力/出力モジュール

    NI 9205は、cRIOの電圧入力モジュールの一例です。本モジュールは、電圧値に単位調整された固定小数点データをIOノードから読み取ります。




関連リンク:
技術サポートデータベース 47EAGLIH: Incorrect Voltage Readings on the NI 9237
ホワイトペーパー: Measuring Strain with Strain Gauges
技術サポートデータベース 47 4DPGKPKO: How Can I Transfer My Fixed-Point Data Using a FIFO or Memory in LabVIEW 8.5.x?

添付:
LabVIEW%20Module%20Specific%20Examples.PNG




報告日時: 03/24/2008
最終更新日: 12/14/2015
ドキュメントID: 4JNCQO4H