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cRIO-901xコントローラのマニュアルには、次のような記述があります。
「cRIO-9012/9014 のシステムクロックは、起動時に内部の高精度リアルタイムクロックと同期されます。 この同期は、コントローラにタイムスタンプデータを提供します。 内部リアルタイムクロックを使用して、システムクロックのドリフトを修正することもできます。」
内部リアルタイムクロックを使用して、どのようにシステムクロックのドリフトを修正することができますか。
内部リアルタイムクロックを使用してシステムクロックのドリフトを修正するには、コントローラの ni-rt.ini ファイルに次の記述を追加してください。
[Time Sync]
source.rtc.enable=True
source.dio.enable = True
source_priority=dio;rtc;
source.dio.hz = 1.0
メモ:この編集を行うには、まずFTP通信を使用してリアルタイムターゲットから ni-rt.ini をWindowsマシンに転送し、変更してから再度FTPを使用してコントローラに転送する必要があります。 LabVIEW Real-Timeモジュール2010以降をご使用の場合は、ウェブブラウザを使用して直接 ni-rt.ini を編集することができます。 ni-rt.iniファイルを更新すると、cRIO-901xコントローラは自動的にPulse-Per Second(PPS)入力に基づいてGPSドリフト修正を実行します。
また、必要な入力の周波数を指定することができます。 デフォルトは 1.0 Hzです。 たとえば 2 Hz の周波数が必要な場合は、最後の行を source.dio.hz = 2.0 に変更してください。 PPS信号が検出されない場合、または必要な周波数からの誤差が10%より大きい場合は、ドリフト修正測定は組み込みコントローラのクロック時間の修正に使用されません。
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