NI-VISAを使用してLinux RTターゲット上のシリアルポートから読み取る場合の余分な0xFF文字



使用ソフトウェア: Driver Software>>NI-VISA
使用ソフトウェア・バージョン: 5.4
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A
ハードウェア: CompactDAQ, CompactRIO

問題:
LabVIEW Real-Time 2013または2014を実行しているLinux RTターゲットで、NI-VISAを使用してシリアル通信を実行します。その際に、受信するデータに余分な0xFF文字が含まれている場合があります。これが起きる理由と解決方法は何ですか。

解決策:
これは、LabVIEW Real-Time 2013および2014で使用するLinuxカーネルの既知の問題によって発生します。この問題は、ターゲットをLabVIEW Real-Time 2015にアップグレードすることで解決できます。

LabVIEW Real-Time 2015にアップグレードできない場合は、NI-VISA 15.0.1にアップグレードすることで問題を軽減できます。NI-VISA 15.0.1はこの問題を直接解決しませんが、問題が発生する頻度が減少します。また、エラーが発生した場合は、エラー1073807298: I/Oエラーのため、操作を実行できませんでした。と表示されます。

NIは、可能であればLabVIEW 2015およびLabVIEW Real-Time 2015にアップグレードすることを強く推奨します。お使いのLabVIEWのバージョンに基づき、以下の手順に従ってホストおよびターゲットがアップグレードされていることを確認してください。

LabVIEW 2015
  1. LabVIEW Real-Time 2015をホストシステムにインストールします。このアップデートは、NI 更新サービスを使用するか、以下のリンクにあるLabVIEW Real-Timeの「ドライバと更新」ページからダウンロードできます。ホストシステムがアップデートされたことを確認するには、NI MAXを開き、マイシステム→ソフトウェア→LabVIEW 2015を展開します。Real-Timeエントリがリストされていることを確認します。このエントリを選択し、MAXの右側のぺーンにバージョンとして15.0.0以降がリストされていることを確認します。
  2. ターゲット上のソフトウェアをアップデートします。ターゲットをフォーマットしてソフトウェアを再インストールする方法についての説明は、技術サポートデータベース(3O1CE2C5)を参照してください。ターゲットにこのアップデートがインストールされていることを確認するには、NI MAXを開き、リモートターゲットのソフトウェアタブを参照します。LabVIEW Real-Time 15.0.0以降がリストされていることを確認します。
  3. 影響を受ける各ターゲットで手順2を繰り返します。

LabVIEW 2014以前
  1. ホストシステムにNI-VISA 15.0.1をインストールします。このアップデートは、NI 更新サービスを使用するか、以下のリンクにあるNI-VISAの「ドライバと更新」ページからダウンロードできます。システムがアップデートされたことを確認するには、以下のパスが存在することを確かめます。
    C:\Program Files (x86)\National Instruments\RT Images\NI-VISA\15.0.1
  2. ターゲット上のソフトウェアをアップデートします。ターゲットをフォーマットしてソフトウェアを再インストールする方法についての説明は、技術サポートデータベース(3O1CE2C5)を参照してください。ターゲットにこのアップデートがインストールされていることを確認するには、NI MAXを開き、リモートターゲットのソフトウェアタブを参照します。NI-VISA 15.0.1以降がリストされていることを確認します。
  3. 影響を受ける各ターゲットで手順2を繰り返します。


関連リンク:
ドライバと更新: LabVIEW Real-Time モジュール
ドライバと更新: NI-VISA

添付:





報告日時: 10/26/2015
最終更新日: 11/03/2015
ドキュメントID: 720FFQNN