NI-DAQmx と 従来型DAQ でのチャネル間遅延の設定方法
使用ソフトウェア: Driver Software>>NI-DAQ
使用ソフトウェア・バージョン: 7.2
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: Driver Software>>NI-DAQmx
問題: 作成したアプリケーションは、NI-DAQmx と 従来型DAQ が設定するよりも長い整定時間を必要とします。 NI-DAQmx と 従来型DAQ APIを使用してどのようにチャネル間遅延を設定できますか。
解決策: NI-DAQmx 7.3 以降と 従来型DAQ ドライバは自動的にチャネル間遅延(AI変換クロックレート)を 「最高サンプリングレート + 10μ秒 」 で 設定します。 場合によっては、AI変換クロックレートを下げることで、デバイスに必要な整定時間を確保する必要がある場合があります。 AI変換クロックレートを下げるには、最初にサンプリングレートをさげて、読み取るチャネル間に整定に必要な時間を確保する必要があります。
一般的に下記の法則が適用されます。
サンプリングレート ≤ (AI変換クロックレート / チャネル数)
LabVIEW API
DAQmx タイミングプロパティノードを使用して、明示的にAI変換クロックレートを設定することができます。 DAQmx のタイミングプロパティノードを配置し、オプション→AI 変換→レートと選択してください。(添付ファイルAI変換レート.jpg参照)
ANSI C API
下記の関数を使用して明示的にAI変換クロックレートを設定してください。
int32 __CFUNC DAQmxSetAIConvRate(TaskHandle taskHandle, float64 data);
.NET API
NationalInstruments.DAQmx.Timing クラスの AIConvertRate プロパティを設定することで、AI変換クロックの設定が可能です。
LabVIEW API
チャネル間遅延は「AI 構成(AI Config.vi)」を使用して設定が可能です。 もしも「チャネル間遅延」端子が接続されていない場合は、ボードが可能な限り最小のチャネル間遅延が設定されます。
ANSI C API
下記の関数を呼び出すことでチャネル間遅延が設定可能です。
status = SCAN_Start (deviceNumber, buffer, count, sampTimebase, sampInterval, scanTimebase, scanInterval);
sampInterval の値は、AD変換機が変換に要する時間を指定します。
関連リンク:
添付:
- aiconvert.png
報告日時: 05/03/2001
最終更新日: 10/07/2008
ドキュメントID: 292A3QB5
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