BNC-2120 のクワドラチャエンコーダを使用した角位置の測定方法



ハードウェア: Multifunction DAQ (MIO)>>Connector Blocks>>BNC-2120

問題:
BNC-2120 クワドラチャエンコーダは A 相や B 相といった出力ではなく、「CLK」と「UP/DN」の出力があります。これらの信号はそれぞれ何を意味しているのでしょうか。また、「CLK」と「UP/DN」の信号を使用して角位置の測定ができますか。

解決策:
BNC-2120 のクワドラチャエンコーダの CLK 端子は、つまみを右か左に 1 クリック回転させると 4 パルスを出力します。UP/DN 端子は、つまみが時計回りに回転すると 5 [V] を出力し、反時計回りに回転すると 0 [V] を出力します。

この「CLK」と「UP/DN」の信号による構成は、一般的なエンコード方式(X1、 X2、 X4、など)に沿ってはいません。よって、位置測定を行うためにはエッジカウントから回転の位置情報を推定する必要があります。この様な BNC-2120 のエンコーダ信号の構成は外部の up/down 制御によるデジタルイベントのカウントに適しています。

E シリーズデバイスでは、UP/DN 端子は ctr0 の P0.6 、もしくは ctr1 の P0.7 に接続される必要があります。

M シリーズと TIO デバイスでは、 CLK (もしくは PULSES)と PFI 8 を、UP/DN と PFI 9 を接続します。

UP/DN 端子はチャンネルプロパティノードを使用して、利用可能な他の PFI ラインに内部ルーティングする必要があります。

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以下のリンクにある、BNC-2120 取り付けガイド (PDF) の 10 ページにも説明がありますので併せてご参照ください。

関連リンク:
製品マニュアル: BNC-2120 取り付けガイド (PDF)


添付:
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報告日時: 10/05/2005
最終更新日: 06/19/2016
ドキュメントID: 3Q48K1RM