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LabVIEW8.6.1での数値制御器のデータエントリダイアログボックスを設定すると、どの数値制御器での設定かにかかわらず初めに配置した数値制御器のデータエントリプロパティのみ影響します。
VIでどのように他の数値制御器のデータエントリを設定すればよいでしょうか。
これはLabVIEW8.6.1で見られる問題です。数値制御器のプロパティのデータエントリタブの数字が正しい情報を示しません。また、フロントパネル上でどの制御器を実際に選んでいるかにかかわらずデータエントリタブでは一つの制御器のプロパティを表示し、データエントリ制限をかけてしまいます。
数値制御器のデータエントリプロパティを設定する方法をご紹介します。
一つ目の方法はLabVIEW8.6.1用のData Entry Utilityアプリケーションを用いる方法です。この実行ファイルはプロパティを修正する方法を用いています。
もう一つの方法はプログラム的にプロパティノードを用いる方法です。手順は以下の通りです。
プロパティノードの使用方法、設定方法に関するサンプルがLabVIEW8.6.1で作成された添付VIにございます。ご参照ください。
この問題の動作は下記の手順で再現されます。二つの数値制御器をフロントパネルに配置し、フロントパネル上で両方の制御器を右クリックしデータエントリ...を選択し最大を50、範囲外の値への対応を強制に設定しOKボタンを押します。その状態で両方の制御器に100と入力すると一つの制御器のみ50へと値が強制されます。強制されなかった数値制御器のプロパティを変更するために数値制御器を右クリックしデータエントリ...を選択すると、加えた変更は選択した制御器ではなく他の制御器のデータエントリのプロパティに反映されます。
また、数値制御器のデータエントリプロパティを変更しても、すべての値が0になり値の制限をすることが出来ない場合があります。数値制御器のデータエントリプロパティの画面で制限の数値を一旦消去した場合にこのような現象が起こります。
これらは一つのVI上だけではなく、二つの新規VIを開き、それぞれに数値制御器をひとつずつ配置した場合にも同じ現象が起こります。
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