MシリーズのDAQカードで差動型ロータリーエンコーダを使用することができますか?



ハードウェア: Multifunction DAQ (MIO)>>M Series

問題: 差動型ロータリーエンコーダ機能を持ったモータを持っているのですが、MシリーズのDAQカードで使用できるのでしょうか?
また、できるのであればどのように使用したらいいのでしょうか?

解決策: ・差動型ロータリーエンコーダとは何ですか?
通常のロータリーエンコーダはA相、B相、Z相の3つのラインがあります。そしてそのそれぞれがグラウンドを参照しています。
差動型ロータリーエンコーダは信号A,B,Zがそれぞれ2つの信号をもっています。
各信号は同様の理論によって働いているので、信号Aを例にとって見てみます。
Aは信号AとĀのペアーです。AがVccである場合、Āをグラウンドとします。Aをグラウンドとする場合、ĀがVccとなります。

・MシリーズのDAQカードにはどのように差動方ロータリーエンコーダを接続したらよいでしょうか?
MシリーズのDAQカードは差動型カウンタ入力に対応しておりません。
そのため、外部回路を組む必要性があります。
多くの半導体メーカが差動型信号をシングルエンド型信号に変換するチップを製造しています。
参考として、テキサスインスツルメンツ社のSN65LBC173Aのデータシートが以下にございますのでご覧ください。一度信号の変換を終えると、通常のロータリーエンコーダと同様の配線が可能です。


関連リンク:

添付:


SNX5LBC173A.pdf - SNX5LBC173A.pdf


報告日時: 04/22/2005
最終更新日: 01/29/2006
ドキュメントID: 3KLD9EVB