エイリアスファイル(.aliases)について



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使用ソフトウェア・バージョン: 8.0
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問題: LabVIEW 8.0以降で、プロジェクトファイル(.lvproj)や、実行ファイル(.exe)を作成すると、エイリアスファイル(.aliases)が作成されますが、
これはどんなものですか?
どんなときに必要ですか?
消してしまっても大丈夫ですか?


解決策:
LabVIEW 8.0以降で、プロジェクトファイル(.lvproj)や、実行ファイル(.exe)を作成すると、エイリアスファイル(.aliases)が作成されます。
これは、プロジェクトファイルや実行ファイル中で、”マイコンピュータ”などと表示されているターゲットに対して、実際にアクセスする場合のURLを記述したものになります。
例えば、ネットワーク接続されたものの場合は、IPアドレスになります。
LabVIEWのヘルプで、”LabVIEWファイルの拡張子”で検索し、
"LabVIEWファイルの拡張子”の項目も合わせて確認してください。

プロジェクトを作成すると、マイコンピュータは、開発環境のIPアドレスになります。以下は、LabVIEW 8.0,8.20,8.21でのデフォルトのエイリアスファイルの内容になります。

[マイ コンピュータ]
マイ コンピュータ = "192.168.1.2"(開発環境のIPアドレス)

このようにプロジェクト中でマイコンピュータは、エイリアスファイルで指定されたIPアドレスとして認識されることになります。
同様に、RTシステムなどについても、プロジェクト中の名前とIPアドレスの関連付けをエイリアスファイルで行っています。
エイリアスファイルが無い場合は、URL中のターゲットが無いことになりますので、原則として、自分自身を参照することになります。したがって、多くの場合は、エイリアスファイルがなくても問題なく動作しますが、ネットワークで接続するターゲットがある場合や、ネットワークで共有するシエア変数などがある場合には注意が必要です。
特に、シェア変数を使ったVIを実行ファイルにして配布する場合などは、エイリアスファイルが不要な場合と、必要な場合がありますし、また、その内容も確認する必要がありますので、注意してください。


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報告日時: 04/24/2007
最終更新日: 05/21/2007
ドキュメントID: 48N2RE8V