CSVファイルをリアルタイムシーケンスとして呼び出し、チャンネル評価を行う
使用ソフトウェア: NI VeriStand
使用ソフトウェア・バージョン: 2014
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A
問題: NI VeriStandにおいてCSVファイルをリアルタイムシーケンスとして呼び出し、チャンネル評価を行うことができると聞きました。実際にはどのような手順を踏めばよいでしょう。
解決策: NI VeriStandに付属する
Stimulus Profile EditorからCSVファイルをリアルタイムシーケンスとして呼び出し、チャンネルの値を評価することができます。その手順について紹介します。まずCSVファイルを用意します。
CSV File Formatting Examplesによると、フォーマットは下記のようになります。
timestamp,#EXP(.05;.05;0)#channelX
0,0
100,1
200,0
300,-1
400,0
500,1
- timestamp : 条件値を更新するタイミング
- #EXP(.05;.05;0) : 条件値Xに対して、X+0.05からX-0.05の範囲内にchannelXの値があれば、テストをパスしたと判断。"0"の値はtimestamp値から実際に条件値を更新するまでの遅延時間
- channelX : 評価対象のチャンネル
上記サンプルでは、100msec毎に条件値が、1 → 0 → -1 → 0 → 1の順に変化します。
NI VeriStandからchannelXに値を渡すことにより、
Priority Control Loopのタイミングで値が範囲内にあるか評価し、結果を返します。CSVファイルを作成した後、VeriStandプロジェクトとStimulus Profileを作成します。
例えばStimulus Profileについて次のように作成していきます。まずSineWave.nivsseqを呼び出し、Sine波形を生成してVeriStandで作成したAliases/Signalに渡します。これがchannelXとなります。
次にCSVファイルをリアルタイムシーケンスとして呼び出します。Sine波形が渡されたAliasesをchannelXに入力し、評価結果を作成したAliases/Resultに渡します。
このStimulus Profileを実行すると、下記のようにSine波形と結果をWorkspace上で確認することができます。
結果はレポートとして出力されます。デフォルトでは拡張子が".xml"となっていますので、Internet Explorerなどでみると、下記のように結果が表示されます。すべての評価でPassした場合のみ、結果はPassとなりますのでご注意ください。
添付のサンプルでは上記の動作を行っておりますので、ご参考になさってみてください。
関連リンク:
添付: Sample.zip
報告日時: 04/02/2015
最終更新日: 06/10/2015
ドキュメントID: 6W1JTNKL
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