Eシリーズ、Mシリーズ、XシリーズDAQデバイスの主な相違点
ハードウェア: Multifunction DAQ (MIO)>>M Series>>PCIe-6251, Multifunction DAQ (MIO)>>M Series>>PCI-6251, Multifunction DAQ (MIO)>>M Series>>USB-6251, Multifunction DAQ (MIO)>>Portable>>USB-6211
問題:
Eシリーズ、Mシリーズ、Xシリーズデータ集録(DAQ)デバイスの主な相違点は何ですか?
解決策:
E、M、およびXシリーズは、NIマルチファンクションDAQ製品の3世代を表しています。E、M、そしてXと続くシリーズは、下記に示すようにたくさんの新機能を提供します。
Xシリーズ、Mシリーズ、およびEシリーズDAQデバイスの主な相違点
|
Xシリーズ |
M シリーズ |
Eシリーズ |
アナログ入力 |
アナログ入力チャンネル数 |
8、16、または32 |
8、16、32、または80 |
16または64 |
サンプリング
レート |
最大2 MS/s/ch、16ビット |
最大1.25MS/s、16ビット |
最大1.25MS/s、12ビット |
入力分解能 |
16ビット |
16または18ビット |
12または16ビット |
キャリブレーション方法 |
NI-MCal (全レンジ) |
NI-MCal (全レンジ) |
線形、2ポイント(単一レンジ) |
キャリブレーション間隔 |
1または2年 |
1または2年 |
1年 |
アナログ出力 |
アナログ出力チャンネル数 |
0、2または4 |
0、2または4 |
0または2 |
アナログ出力レート |
最大2.8 MS/s、16ビット |
最大2.8 MS/s、16ビット |
最大333 MS/s、16ビット |
アナログ出力分解能 |
16ビット |
16ビット |
12または16ビット |
デジタルI/O |
デジタルI/Oライン |
24または48 |
24または48 |
8または32 |
デジタルI/Oレート |
10 MHz
|
10 MHz*
|
ソフトウェアタイミング |
ソースタイミング |
内部、外部
|
内部**、 外部 |
-
|
デジタルレベル |
TTL/CMOS |
TTL/CMOSまたは24V |
TTL/CMOS |
デジタルライン保護 |
過電圧/不足電圧(±20 V)、過電流保護
|
過電圧/不足電圧(±20 V)、過電流保護 |
- |
カウンタ |
カウンタ/タイマチャンネル数 |
4、32ビット |
2、32ビット |
2、24ビット |
カウンタタイムベース |
100 MHz |
80 MHz |
20 MHz |
位相差出力エンコーダ入力 |
可 |
可 |
不可 |
デジタルデバウンスフィルタ |
全デジタルラインで利用可能
|
カウンタのみ利用可能
|
なし |
バッファありカウンタ入力タスクの最大レートベンチマーク
|
全4カウンタで10 MHz(PCIe)
|
380 kHz(PCI) 1194 kHz - 621x 1カウンタ
|
1カウンタで150 kHz (PCI)
|
バッファありカウンタ出力 |
可 |
不可 |
不可 |
システム |
クロック同期 |
PLL、RTSI |
PLL、RTSI |
RTSI |
DMAチャンネル数 |
8 |
6 |
1または3 |
コネクタタイプ |
VHDCI(高密度) |
VHDCI(高密度) |
SCSI II
|
絶縁
|
- |
60 VDC連続バンク絶縁、1,400 Vrms/1,950 VDCチャンネル/バス間絶縁、耐電圧(5秒)* |
- |
* 一部のデバイスのみ対応
** デジタルI/Oサブシステム自体は内部クロックソースはなく、外部信号もしくは他のサブシステムからのクロックから供給される必要があります。(詳細は
技術サポートデータベース 54BDAUQLを参照してください。)
XシリーズがMシリーズよりも優位な点
- デジタルI/Oタスク用の専用サンプルクロックがある。
- 全タスクで再トリガ可能。Mシリーズではカウンタタスクのみ。
- 上級機能が使用できる4カウンタ(詳細は、製品マニュアル: Xシリーズユーザマニュアルを参照)
- 全タスクで100 MHzタイムベースを利用可能(Mシリーズはカウンタで80 MHz、アナログタスクで20 MHzを使用)。
- 複数ボードで同時サンプリング可能。
- PCIeおよびPXIeバスでストリーミング用の高スループット。
MシリーズがEシリーズよりも優位な点
- Mシリーズのアナログ入出力FIFOバッファはEシリーズよりも大容量。
- 4または6つのDMAチャンネル。これは、複数タスクの実行時にパフォーマンスが向上します。
- 2エッジ間隔や位相差出力エンコーダなどのNI-TIOカウンタ機能をサポート。
- EシリーズにはPFIが10ラインのみですが、Mシリーズには16ラインある。
- カウンタ出力、FREOUT、サンプルクロックなどのタイミング信号をPFIラインにエクスポート可能。Eシリーズデバイス上では、これらの信号は専用ラインを介してエクスポートする必要があります。
- MシリーズデバイスのPFIとRTSIラインはデバウンシングフィルタがありますが、Eシリーズデバイスにはそれらのラインはありません。
- デジタル入出力ラインとPFIラインは、Eシリーズに比べ保護機能が多い。
- Mシリーズボードの確度は、Eシリーズデバイスと異なり、AOオフセットをサポート。
- Eシリーズデバイスでは、10 VのAO内部基準のみ。Mシリーズのベーシックファミリーでは、10 Vの基準、高速ファミリーでは5 Vと10 Vの基準、高確度ファミリーでは1 V、2 V、5 V、10 Vの基準があります。
- MシリーズPXIデバイスには、複数デバイスを介し、より簡単で正確な同期の測定に対応する一般的なPXIバックプレーンに位相ロックする機能があります。EシリーズPXIデバイスにはこの機能がありません。
その他の相違点
- Eシリーズが従来型NI-DAQとNI-DAQmxの両方でサポートされているのに対して、M、XシリーズはNI-DAQmxドライバのみでサポートされています。
- Eシリーズのスケールなしデータはキャリブレーションされますが、M、Xシリーズのスケールなしデータはキャリブレーションされません。
- アナログトリガについては、M、XシリーズはAPFI0とAPFI1を使用しますが、EシリーズはPFI0を使用します。
- 同期は、デバイスによって異なります。Eシリーズデバイスは、20 MHz(分周可能)のマスタタイムベースを利用します。M、Xシリーズは、位相ロックループ(PLL)で内部タイムベースをロックした基準クロックを使用します。
- PFIラインの内部抵抗は、EシリーズとM、Xシリーズでは異なりますEシリーズデバイスには、各PFIラインに内部接続された50 kOhmのプルアップ抵抗がありますが、M、Xシリーズには50 kOhm~75 kOhmのプルダウン抵抗があります。
関連リンク:
添付:
報告日時: 10/08/2004
最終更新日: 01/09/2015
ドキュメントID: 3E78PKHS
Other Support Options
Ask the NI Community
Collaborate with other users in our discussion forums
Request Support from an Engineer
A valid service agreement may be required, and support options vary by country.