Archived: イベントストラクチャにて、イベントを編集するダイアログボックス内のイベントソース"Dynamic(動的)"の項目がグレーアウト(選択不可能)しているのは何故か。

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使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: N/A
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A

問題:
LabVIEWバージョン6.1でイベントストラクチャを使用しています。イベントの編集もしくは追加をする際、イベントソースの項目の中に"Dynamic"とあるが常時グレーアウトしていて使用できませんがどのようにして動的イベントを登録できるのでしょうか。

解決策:
LabVIEW6.1では静的なイベントのみが登録可能となっています。静的なイベントとは、実行時に自動的に登録されるイベントで、どのイベントをイベントストラクチャが扱うかを実行時に選択することができないことを意味します。イベントの対象としてはフロントパネル上のオブジェクト(制御器等)、VIのフロントパネル全体(VI自体)、アプリケーションになり、それぞれのイベントとそれに対しての処理をイベントストラクチャ内の各ケースで指定します。どのイベントをいつ発生させるか、イベントを発生させたいオブジェクトを指定する、等を実行時に選択することができるようなダイナミック(動的)なイベントの登録や登録解除(破棄)はLabVIEW6.1がリリースされた時にはまだ開発中でした。しかしその選択肢は選択無効の状態で残されてしまいました。

LabVIEW7.0より使用可能となっており、さらにその詳細につきましては下記のLabVIEWユーザーマニュアルの第9章より参照ください。

関連リンク:
最上位VIからサブVIで起こったイベントを検知したいのですが、可能でしょうか?
Developer Zone Tutorial: Event-Driven Programming in LabVIEW
Developer Zone Tutorial: A Powerful New Tool for UI Programming--User Interface Event Programming
Product Manual: LabVIEW User Manual(日本語) - April 2003

添付:





報告日時: 05/23/2002
最終更新日: 12/28/2007
ドキュメントID: 2LMDPCQ2