cRIO-9104 などのシャーシで使用できる ”FPGA LED” という FPGA I/O ノード



ハードウェア: CompactRIO>>Chassis (Backplanes)>>cRIO-9102, CompactRIO>>Chassis (Backplanes)>>cRIO-9152, CompactRIO>>Chassis (Backplanes)>>cRIO-9104

問題:
cRIO (コンパクトRIO)を使ってアプリケーションを作製しています。 cRIO-9104 などのシャーシで、”FPGA LED” という FPGA I/Oノードを使用することができますが、このノードに値を入力して、実行しても何も起きません。また、エラーも発生しません。
”FPGA LED” という FPGA I/Oノードは何かに使うことはできるのですか?
また、”FPGA LED” という FPGA I/Oノードは何をするものなのですか?


解決策:
cRIO-9104 などのシャーシでは、”Sleep”、”System Reset”、”FPGA LED”という Digital Output のFPGA I/Oノードを使用することができます。シャーシによっては、"Chassis Temperature" というアナログ入力の I/Oノードを使用することもできます。

”FPGA LED” の I/Oノードは、cRIO-9012 / 9014 などの cRIO-901x シリーズコントローラの本体にある FPGA LED を点滅させるために使用します。(このノードは、FPGA LED の点滅にしか使用できません。)主な用途は、システムの動作確認やアプリケーションの動作確認になります。

 cRIO-9072 / 9073 / 9074 などの cRIO-907x シリーズコントローラ/シャーシ統合型 cRIO にも、コントローラ部に同様の LED (FPGA LED) があります。また、プロジェクトに cRIO-907x シャーシを追加した場合は、ほかのcRIO-910x シャーシと同様に、”FPGA LED” の I/O ノードが使用できるようになっています。

cRIO-9002 / 9004 コントローラには、FPGA LED が存在しません。cRIO-9002 / 9004 コントローラと cRIO-901x シャーシを組み合わせた場合、”FPGA LED”という FPGA I/Oノードを使ってプログラムをすることはできますが、実行しても何も起きません。また、エラーも発生しません。
cRIO-9002 / 9004 コントローラを使用する場合、FPGA I/Oノードの動作をサポートしていませんので、”FPGA LED”という FPGA I/Oノードは使わないようにしてください。 

ほかの I/Oノードについてですが、"Sleep” は、cRIOシステムをスリープモードにするための FPGA I/Oノードです。”System Reset ” は、cRIOシステムをリセットするための FPGA I/Oノードです。これらの二つのノードは、cRIO-9002 / 9004 でも使用できます。"Chassis Temperature" というアナログ入力の I/Oノードは、シャーシの温度を測定することができます。集録データは、バイナリ値になるので、以下の式でスケーリングをしてください。

Temperature (deg C) = [Binary data / 4]

詳細は、LabVIEW Help を参照してください。

*FPGA LED は、USER LED とは別の LED です。USER LED は、cRIO コントローラの RT のプログラムで点滅させることができます。



関連リンク: KnowledgeBase 3Q67J88T: How Do I Interpret the Chassis Temperature For My cRIO-910x?

添付:





報告日時: 11/06/2006
最終更新日: 06/25/2009
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