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EシリーズやMシリーズデバイスなどのDAQ(データ集録)デバイスのオンボード温度センサの温度データの取得方法

ハードウェア: Multifunction DAQ (MIO)

問題: EシリーズやMシリーズデバイスなどのDAQデバイス(データ集録デバイス)のオンボード温度センサの温度データを取得するにはどうしたらいいですか？

解決策: 多くのマルチファンクション DAQ デバイス (M シリーズ, E シリーズや、アナログ出力シリーズ) は、デバイスの温度を測定するためのオンボード温度センサを備えています。このセンサは、集録データの確度を計算する際に重要で、また、仕様温度範囲内でのDAQデバイスの集録データを確かなものとするためにも重要です。オンボード温度センサの温度データを取得するには、(1) デバイスプロパティノードを使用するか、または、 (2) アナログ入力チャンネルの１つとして集録するか、のいずれかになります。

DAQmx 温度センサプロパティ
DAQmxデバイスの場合、デバイスの温度センサプロパティから、温度データを取得することができます。.

LabVIEWの場合
LabVIEWで、温度データを取得するには、DAQmx キャリブレーション情報 プロパティノードの”オプション”＞＞” デバイス温度” プロパティを使用します。このプロパティは、ボードの現在の温度を摂氏で戻します。

ANSI C（テキスト系の言語）の場合
テキスト系の言語では、上で説明されたLabVIEW機能に同等な関数があります。その関数は、やはり、ボード上の現在の温度を摂氏で戻します。

int32 __CFUNC DAQmxGetCalDevTemp(const char deviceName[], float64 *data);

簡単なC 言語のサンプルプログラムが、このページ下方のリンクからダウンロードできます。
温度センサチャンネル (アナログ出力シリーズは対応していません)
センサ温度を、アナログ入力チャンネルとして読み取る方法は、DAQmxも従来型DAQも対応しています。この方法の場合、オンボード温度センサの値を電圧として読み取ります。

NI-DAQ (従来型DAQ:Traditional DAQ) の場合
従来型DAQで温度センサのデータを取得するには、DAQのアナログ入力関数に使用するチャンネル文字列として、”_DevTemp ” を使用します。簡単に試すには、 Measurement & Automation Explorer (MAX)を開き、従来型DAQデバイスを開き、目的のデバイスのテストパネルを開き、アナログ入力タブのチャンネルフィールドに、” _DevTemp ”と入力して、集録してみます。

NI-DAQmxの場合
NI-DAQmx で温度センサのデータを取得するには、”DevX/_board_temp_sensor ”という物理チャンネルを指定します。（ DevX は、デバイスネームです）従来型DAQの場合と同様に簡単に試す場合は、 Measurement and Automation Explorer (MAX)を開き、NI-DAQmxデバイスを開き、目的のデバイスのテストパネルを開きます。アナログ入力タブのチャンネルフィールドのプルダウンメニューから、” DevX/_board_temp_sensor ”を選択し、入力構成が、基準化シングルエンド（RSE：Referenced Single End）になっていることを確認して、集録します。

取得した電圧を温度に換算するには、以下の式を使用します。