NI Volume License Managerのトラブルシューティング
使用ソフトウェア: NI Volume License Manager
使用ソフトウェア・バージョン: 2.1.1
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A
問題: ライセンスを管理するために、NI Volume License Manager(NI VLM)を使用しています。クライアントマシンにソフトウェアをインストールし、サーバにNI VLMをインストールしました。両方の製品のインストールは成功しましたが、クライアントソフトウェアは正しく動作していません。クライアントソフトウェアを正常に動作させるには、どうすればよいですか?
解決策: クライアントとサーバの両方に対して確認できる2、3の設定とデバッグ手順があります。
NI VLMサーバの場合
- NI VLMを実行中のサーバコンピュータで、NI VLMを起動します(スタート→プログラム→National Instruments→NI Volume License Manager)。
- ライセンスファイルがインストール済みであり、ライセンスファイルの製品が左側のツリーに表示されることを確認します。
- 特定のアプリケーションソフトウェアパッケージを使用するために、クライアントコンピュータまたはユーザに対する権限は追加済みのはずです(VLM 1.0でコンピュータ名は大文字/小文字を区別します
- 権限を変更した後、変更を適用ボタンを必ず押してください。変更を適用ボタンがアクティブな時はいつでも、NI VLMに適用される必要がある変更があることを意味します。
- 権限を変更して変更を適用ボタンをクリックした後、ライセンスサーバが実行中であることを確認します。
メモ:ライセンスサーバが開始されない旨のエラーメッセージを受信したら、以下のリンク「Possible Reasons for VLM 'Unable to Start License Server' Error」を参照してください。
- NI VLMで左側のライセンスサーバをクリックすると、右のペーンにステータスがアクティブとして表示されます。
- 2つのライセンスサーバプロセスであるnilm.exeとlmgrd.exeのシステムプロセスも確認することができます。
- サーバが開始されない場合、他のFLEXnet Publisher(旧製品名はFLEXlm)サーバが同じポートで実行されていないことを確認します。NIライセンスファイルのデフォルトポートは27000です。ポートの変更については、以下の関連リンクを参照してください。
- ファイアウォールがライセンスサーバポート(デフォルト: 27000)またはバックグラウンドプロセスポートをブロックしていないことを確認します。デフォルトで、バックグラウンドプロセスポートが無作為に割り当てられます。オプション→環境設定→バックグラウンドプロセスポート(任意)を選択すれば、NI VLMでバックグラウンドプロセスポートをスタティックポートに設定することができます。lmgrd.exeとnilm.exeプロセスに対して例外がファイアウォールにあることを確認してください。
メモ: ライセンスを管理するためにFLEXnet Publisher(旧製品名はFLEXlm)を使用している場合、ライセンスファイルのベンダラインをVENDOR nilm PORT=[portnumber]([portnumber]は必要なスタティックポート)に変更してください。
- これらの手順が失敗した場合、NI VLMが報告するエラーメッセージの他に、エラーメッセージのVLMデバッグログを確認することができます。デバッグログは、C:¥Program Files¥National Instruments¥Shared¥License Manager¥Bin¥lmgrd.logにあります。デバッグログの詳細については、この技術サポートデータベース 35DAKSQJ: National Instruments Volume License Managerのデバッグログ(Debug Log)はどのようにして使用するのでしょうか?を参照してください。
クライアントコンピュータの場合
- クライアントコンピュータで、NI License ManagerがNI VLMをポイントしていることを確認します。これを確認するには、スタート→プログラム→National Instruments→NI License Managerに進みます。NI License Managerからオプション→環境設定に進みます。NI VLMを実行中のサーバ名がネットワークライセンスサーバを使用フィールドに入力されていることを確認します。
- 27000以外のポートでサーバが実行中の場合、「server2:27001」の形式でポート番号も含まれていることを確認します。
- これが適切に構成されたら、NI License Manager内でNI VLMサーバが表示されます。
- クライアントソフトウェアが正しく起動するかどうかを確認します。
- クライアントソフトウェアが正しく動作しない場合、サーバコンピュータでデバッグログを確認することができます。これにより、大文字と小文字が区別された実際のコンピュータ名が分かります。デバッグログは、クライアントコンピュータがNI VLMに連絡できたかどうかも示します。
- 連絡できなかった場合、コンピュータ名、大文字と小文字が区別されているか、チェックアウトが可能なライセンスがあるか、要求されたバージョンがライセンスファイルのバージョン以下であるかを確認することができます。
- デバッグログにエントリがない場合、クライアントコンピュータがNI VLMに連絡していないことが分かります。2つのコンピュータが通信可能であることを確認するには、クライアントコンピュータからサーバコンピュータにpingの送信を試みます。
- クライアントがサーバをpingすることができたら、telnetを使用したサーバ接続を試みることができます。telnetを使用するには、コマンドプロンプトを開き(スタート→ファイル名を指定して実行)、「cmd」を実行します。次に、構文telnet <サーバ名> <ポート>(例: telnet ServerX 27000)を使用してtelnetを実行します。サーバへのtelnet接続が成功したら、カーソルのあるウィンドウが表示されます。サーバ名がタイトルバーに表示されます。telnet接続が成功しなかった場合、次のようなエラーが表示されます。
Could not open connection to the host, on port : Connection failed
telnet接続が正常に動作しない場合、VLMで使用される両方のポートがサーバで開いていることを確認してください。詳細については、以下のリンク「Can the NI Volume License Manager Run on a Configurable Port?」を参照してください。
関連リンク: 技術サポートデータベース 34ICSJ9O: Can the NI Volume License Manager Run on a Configurable Port?技術サポートデータベース 35DAKSQJ: National Instruments Volume License Managerのデバッグログ(Debug Log)はどのようにして使用するのでしょうか?技術サポートデータベース 42NJBRT3: Possible Reasons for VLM "Unable to Start License Server" Error技術サポートデータベース 35DAKSQJ: National Instruments Volume License Managerのデバッグログ(Debug Log)はどのようにして使用するのでしょうか?
添付:
報告日時: 11/18/2004
最終更新日: 11/28/2010
ドキュメントID: 3FH8RO6E
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