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NI-DAQmxでSCXI-1520のキャリブレーションをする際にエラー -200380が発生します



ハードウェア: SCXI

問題:
SCXI-1520モジュールとSCXI-1314の端子台を使用し、DAQアシスタントを使用してシャントキャリブレーションとオフセットゼロ補正を実行しようとしています。ひずみゲージの全ての構成は正しく行われています。DAQアシスタントでデバイスのページのキャリブレーションのボタンをクリックすると、エラー -200380が発生し、次のようなエラーメッセージが現れます。

Strain gauge calibration procedure has failed. Ensure that the strain gauges are connected to all the specified strain channels, the strain gauge connections are appropriate for their bridge type configurations, the shunt resistor location is specified correctly, and that your hardware jumpers (if any) are set up correctly.

このエラーはゼロ補正のみやシャントキャリブレーションのみを行おうとした場合、さらに同時に行おうとした場合でも発生します。

解決策:
この問題に対する切り分けの第一段階として、全てのデバイスの設定が正しいか念のため確認して下さい。
これにはシャントキャリブレーション用の抵抗の位置や値が正しく選択されているかも含みます。
NI-DAQmxではシャント抵抗の位置とブリッジ補償の方法をMeasurement & Automation Explorer(MAX)で選択した設定から読み込みます。そのため、これらの設定を正しく行う必要があります。
正しくないブリッジの補償法が選択されていた場合、選択されたシャント抵抗の位置も正しくありません。しかし、もし全ての設定が正しい場合は、ブリッジ補償抵抗の精度の問題である可能性があります。

適切な動作及びキャリブレーションの為には、ブリッジ補償抵抗がひずみゲージの抵抗値と正確に適合している必要があります。
SCXI-1520のユーザーマニュアル(下記のリンクを参照)のChapter 1にオフセットを0にできる電圧の限界についての記述があります。
例えば、もし補償の方法としてクォータブリッジⅡを選択し、クォータブリッジの補償抵抗の値とゲージの抵抗値が適合していなかった場合、オフセット電圧が生じます。
デフォルトでは、SCXI-1314の端子台には350Ωの抵抗がクォータブリッジの補償用抵抗として取り付けられています。
もしひずみゲージの抵抗が350Ωでなかった場合、SCXI-1520のオフセットヌルの最大値を超えないために補償用の抵抗を120Ωの精密抵抗に取り替える必要があります。

ブリッジの補償抵抗の精密さは非常に重要です。もし精密抵抗でないものを使用した場合、10%程度の変動がある場合もありますので、SCXI-1520のオフセットヌル機能の許容範囲を超える可能性があります。
SCXI-1314へ取り付けるブリッジ補償抵抗には必ず精密抵抗をご使用下さい。

ひずみゲージのキャリブレーションに関するトラブルシューティングの情報はMeasurement & Automation Explorer内のDAQアシスタントヘルプ(ヘルプ ≫ ヘルプトピック ≫ DAQ アシスタント)を参照して下さい。

関連リンク:
Product Manuals: SCXI-1520 User Manual and Specifications
Product Manuals: SCXI-1314 Terminal Block Calibration Procedure
Developer Zone Tutorial: Measuring Strain with Strain Gauges

添付:





報告日時: 06/12/2003
最終更新日: 12/31/2007
ドキュメントID: 2UNFIMFE