LabVIEW、LabWindows/CVI、TestStandで作成したインストーラを配布先PCで実行すると「不明な例外」が発生するのはなぜですか？

LabVIEWアプリケーションビルダ、LabWindows/CVIビルド配布機能もしくはTestStand配布ユーティリティを使用してインストーラをビルドしました。このインストーラを配布先のコンピュータ（PC）で実行したところ、インストーラの初期化中に「不明な例外」というエラーメッセージが表示されました。なぜこの問題が発生するのですか？またどのように修正すればよいですか？

この問題は、配布先のPCでWindowsインストーラキャッシュが破損している場合に発生します。 この問題の影響があるソフトウェアバージョンについては下記の表を参照してください。

弊社は、この問題を解決するためのLabVIEWアプリケーションビルダ、LabWindows/CVIビルド配布機能およびはTestStand配布ユーティリティ用ソフトウェアパッチをリリースしています。このパッチが必要な場合は、2種類の方法から入手可能です。

メモ: このパッチはこれらのツールを使用してインストーラをビルドしない場合は不要です。3つのアプリケーション開発環境においてビルドした実行ファイルには、この問題は影響しません。

• 方法1: ビルドインストーラのsetup.exeのプロパティを確認する
  
  
1. 3つのツールのうち、いずれかで実行ファイルとインストーラを作成します。
   
   
2. インストーラビルドディレクトリでsetup.exeを右クリックしてプロパティを選択します。
   
   
3. 詳細タブを選択して、以下の図に示すようにバージョンをメモします。
   
   
   
   
4. バージョンが3.0.0.397である場合、インストーラに問題がある可能性があります。
   
   
   
   
• 方法2: インストールしたソフトウェアを確認する
  
  この問題は、以下に示すNIソフトウェアをインストールすると発生する場合があります。
  
  

  製品	バージョン
  LabVIEW	2011
  LabWindows/CVI	2010 SP1
  Measurement Studio	2010 SP1
  TestStand	2010 SP1
  DIAdem	2011
  NI Vision開発モジュール	2011
  NI Vision Builder AI	2011
  NI Motion Assistant	2.7.0
  NI Requirements Gateway	1.1.1
  Circuit Design Suite （回路設計パッケージ）	11.0.2
  デバイスドライバ	2011年8月版
  NI-DAQmx	9.3.5および9.4.0
  NI-VISA	5.1.0
  NI-Serial	3.8.0
  NI-Switch	4.3.5および4.4.0
  NI-DMM	3.0.5
  NI-SCOPE	3.8.5
  NI-RFSA	2.4.5および2.5.0
  NI-FGEN	2.8.1
  NI-DCPower	1.6.1
  NI-RFSG	1.7.2および1.7.3
  NI-Sync	3.3.0
  NI-TimeSync	1.1.1
  NI-RIO	4.4.0
  NI-Motion	8.3.0
  NI ELVISmx	4.3
  NI-FieldPoint	6.0.9
  NI-XNET	1.4.0
  NI-DNET	1.6.6

  
  

メモ: パッチが必要がどうか不明な場合は、パッチをインストールしてもシステムに影響はありません。

このパッチは、このパッチは、NI更新サービスを通して以下のソフトウェアバージョンに含まれて提供しています。


これらのソフトウェアの上記より古いバージョンを使用している場合、またはパッチを直接ダウンロードする必要がある場合は、以下の添付ファイルを使用できます。



パッチのインストール手順

1. パッチをダウンロードします。
   
   
2. Zipファイルを解凍してsetup.exeを実行します。
   
   
3. コンピュータの再起動を促すメッセージが表示された場合は、再起動します。
   
   
4. 問題のあったインストーラを再度作成します。

このKBは、以下の言語で参照できます。

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