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NI-CANボードにPower Supply Jumper (電源供給ジャンパー)というジャンパーピンがありますが、これは何を行なうためのものですか?
NI-CANボードにPower Supply Jumper (電源供給ジャンパー)というジャンパーピンがありますが、これは何を行なうためのものですか?
使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: N/A
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A
ハードウェア: Industrial Communications>>CAN
問題: Power Supply JumperはCANバスに電源を供給するために使用すると思うのですが、具体的には何を行なっているのですか? またその設定方法を教えてください。
解決策: このジャンパーピンの使用目的はCANハードウェアのシリーズ(1または2)によって異なります。
シリーズ1 CANハードウェアご使用になっているCANハードウェアがシリーズ1である場合、ジャンパー設定はCANボード上のトランシーバのみに反映されます(よってジャンパー設定ははCANバス上の他のデバイスに反映されません)。 External power(外部電源)に設定すると、CANボード上のトランシーバはCANバスから電力を消費します。 所用電力等の詳細に関しましては以下のリンクにありますNI-CAN Hardware and Software Manualをご覧ください。 ジャンパーピンをInternal power(内部電源)に設定した場合、トランシーバはPCインターフェースバス(PCI、PXI、またはPCMCIA)から電源を得ます。 ただし、これには例外があります。 Low-Speed CANボードはジャンパー設定に関わらずCANバスからの電源を必要とします。
シリーズ2 CANハードウェアシリーズ2 CANハードウェアに搭載されているトランシーバにはVBATというバッテリー電圧入力ピンがあります。 CANバスのV+ライン信号を使用することによりこのピンには内部電源または外部電源のどちらでも供給することが可能です。 デフォルトではこのジャンパーピンは
INTと設定されており、VBATは内部的に電源供給されています。 アプリケーションによってはVBATピンの外部制御が必要となるかも知れません。 具体例としては、バッテリー電源が失われたネットワーク上にあるCANデバイスをテストする時などが考えられます。 もしVBATに対して外部的な制御が必要な場合には、VBATジャンパーピンをデフォルトの状態(INT)から
EXTに変更してください。 VBATジャンパーピンがEXTに設定されている場合にはV+ラインに電源供給を行なわなければなりませんので、ご注意ください。
注意:リビジョンがAのシリーズ2 PCI-CANボードに関してはVBATジャンパーピンがありませんので、電源は内部供給のみとなっています。
ジャンパーピンの設定に関わらず、内部電源供給の場合、NI-CANボードに搭載されているトランシーバはCANボード上の他の主要な部品(CANコントローラやCPUやメモリ)やPCIバスから電気的に絶縁されています。 これはDC/DCコンバータを介しているためです。
関連リンク:
Product Manuals: NI-CAN Hardware and Software Manual (Series 1 CAN hardware, NI-CAN 2.0)
Product Manuals: NI-CAN Hardware and Software Manual (Series 2 CAN hardware, NI-CAN 2.1)
Product Manuals: NI-CAN Hardware and Software Manual (Series 2 CAN hardware, NI-CAN 2.2)
KnowledgeBase 3138QNHR: What Transceivers Are Used on the NI-CAN Cards?
添付:
報告日時: 04/05/2002
最終更新日: 06/20/2005
ドキュメントID: 2K49R6YY
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