Archived: フロッピーを使用せずにリアルタイムOSを起動する方法

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使用ソフトウェア: LabVIEW Modules>>Real-Time Module
使用ソフトウェア・バージョン: N/A
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A

問題: フロッピードライブを搭載したPXIコントローラを使用しています。 通常通り、リアルタイムOSをブートする際にはフロッピーディスクを挿入してコントローラを起動しています。 フロッピーディスクを使用せずにリアルタイムOSを直接起動することは可能でしょうか?

解決策: リアルタイムOSを起動するために、フロッピーディスクを入れなければならないのはOSをディスクから読み込んで起動するプログラム、すなわちブートローダ(boot loader)が通常フロッピーディスクに含まれているためです。 したがってフロッピーディスクを使用せずにリアルタイムOSをブートするためには、このブートローダがハードディスク上に存在する必要があります。 これを行なうための方法がバージョンによって異なりますので、LabVIEW Real-Timeのバージョンによって以下の方法をお試しください。

LabVIEW Real-Time 5.1.2の場合:
Remote System Explorerを起動し、ディスクフォーマットハードディスクドライブを作成を選択

LabVIEW Real-Time 6.0(またはそれ以降)の場合:
Measurement & Automation Explorer (以下、MAX)を起動しツールRT PXIディスクユーティリティフォーマットハードドライブディスクを作成を選択

上記の方法でフォーマットハードドライブディスクを作成後、そのディスクをコントローラに挿入し起動します。 PXIフォーマットハードドライブディスクによって、リモートシステムのCドライブは、システム上のデータがすべて削除されて再フォーマットされます。 その後、ハードディスクが構成され、リアルタイムOSで直接起動されます。 なお、再フォーマットする際にはモニタとキーボードが必要となります。

注意: フォーマットハードドライブディスクを使用した場合、ブートドライブ上を、パティションの区別なくフォーマットします。
他のオペレーティングシステムおよびデータはすべて削除されますので、くれぐれもご注意ください。


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報告日時: 02/01/2001
最終更新日: 06/29/2005
ドキュメントID: 260C194U