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Eシリーズ及びMシリーズデータ集録デバイスのグラウンドはどのようになっているのでしょうか。



ハードウェア: Multifunction DAQ (MIO)

問題: Eシリーズ及びMシリーズデータ集録デバイスのグラウンドはどのようになっているのでしょうか。

解決策: Eシリーズ (PXI, PCI, AT, DAQCard) 及びMシリーズ (PXI, PCI) のマニュアル(ヘルプ)には,「All three ground references-AI GND, AO GND, and D GND-are connected on the device.」(これらのすべてのグラウンド基準 - AI GND, AO GND, D GND - はすべてデバイス内で接続されています)と記載しています。

データ集録デバイスの基板は,グラウンドプレーン層を各々独立させ,最終的に1点で基準電位に接続するように設計されています。この基準電位はコンピュータのPCIやPXIなどのバス上の物です。コンピュータはデジタル信号で動作するため,基準電位はデータ集録デバイスのD GND(デジタルグラウンド)層に接続されています。アナログ入出力の層は,ボード内でD GNDに接続されています。このため,アナログ系グラウンドは1点のみでデジタル系グラウンドに接続されています。この接続点は設計検討の上狭い点として配置され,デジタル系のノイズがアナログ系グラウンドに極力入り込まない様にしながら接続を保っています。

このようにアナログ系とデジタル系のグラウンド層を分離しノイズを低減することができるのは,通常A/D及びD/AコンバータのICはアナログ系とデジタル系の信号ピンを物理的にチップの対向側に配置しているためです。コンバータのICをアナログ系とデジタル系のグラウンド層にまたがって配置することで,デジタル系で発生したノイズがアナログ系グラウンドに紛れ込むことを防いでいます。


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報告日時: 07/12/2000
最終更新日: 11/30/2005
ドキュメントID: 1ZBCICQI