LabVIEWを利用して浜松ホトニクス社製X線用MOSフラットパネルセンサC7942、C7943を使用する際でのプログラミング注意点



使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: N/A
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア:

問題: 浜松ホトニクス社製X線用MOSフラットパネルセンサC7942、C7943を使用しております。同社から、NI社製フレームグラバーボードPCI-1424と接続するための専用ケーブルA8406-02も販売されており、それを使用することにより上記フラットパネルセンサの制御及び画像取込が可能とのことです。 現在、PCI-1424を使用して、フラットパネルセンサの制御プログラムを作成しておりますが、PCI-1424のI/Oポートを使用した、Binningの設定や内部/外部トリガの切り替え等を行う方法が良くわかりません。Labviewを使用した場合、どの様にプログラミングすれば良いのでしょうか?

解決策:

浜松ホトニクス社からは、C7942、C7943それぞれについて、専用のカメラファイルが製品と一緒に提供されております。このカメラファイルのプロパティをソフトウェアから制御することにより、Binningの設定や内部/外部トリガの切り替え、また外部トリガ時のフレームレートを設定することが可能です。

具体的には、「IMAQ Set Camera Attribute.vi」(添付ファイルpicture1.gif参照)を使用し、引数"Camera Attribute"にプロパティ項目を、引数"Attribute Value"にプロパティ値を引き渡します。表1(添付ファイルtable1.gif参照)に設定可能なプロパティ項目とプロパティ値を記述します。例1(添付ファイルsample1.gif参照)は、「IMAQ Set Camera Attribute.vi」を使って、"Binning Mode"プロパティを"4x4 Binning"に設定したときものです。


注1."Frame Rate" につきましては、単位はframe/secで「0.1」以上が入力可能です。上限は設定中のビニングモードにおける内部トリガ動作時のフレームレートとなります。また、小数点第1位までの指定が可能です。引数"Attribute Value"は文字列のみ入力可能ですので、文字列に変換してから「IMAQ Set Camera Attribute.vi」に引き渡して下さい。
注2."Frame Rate"は、"Trigger Mode"が"External"の時のみ設定可能です。"Trigger Mode"が"Internal"の時に、「IMAQ Set Camera Attribute.vi」の"Camera Attribute"に"Frame Rate"を入力するとエラーが発生します。
注3."2x2 Binning"の場合、"2x2"と"Binning"の間には半角スペースが1つ入ります。"4x4 Binningも同様です。



関連リンク:

添付:


picture1.gif - picture1.gif
sample1.gif - sample1.giftable1.gif - table1.gif



報告日時: 01/06/2002
最終更新日: 01/29/2002
ドキュメントID: 2H5J6CZT