VISA Driver Development Wizardを使用してUSBバス用VISAドライバを作成する



使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: 1.0
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A

問題:
USB用のVISAドライバを作成する方法はありますか?

解決策:
USBバス用のVISAドライバを作成する場合は、VISA Driver Development Wizardを使用して作成します。ウィザードを始める前に下記の事項にご注意ください。

VISA Driver Development Wizardの使用手順

NI-VISAがデバイスを制御するために必要な情報を収集します。結果の初期ファイルはOSにデバイスのアクセスをNI-VISAに与えるようにします。

  1. 最初の段階としてPXI/PCIかUSBバスを選択します。
    ただし、もしデバイスがUSB TMCの場合、ドライバを作成する必要はありません。そうではない場合は、USB RAWというモードになります。

    ハードウェアバスでUSBを選択する

  2. 事前に調べたVendor IDProduct IDなどのUSBデバイス情報を入力します。
    デバイスにインタフェースの数が2つ以上ある場合、「This is a compound device which has」チェックボックスにチェックを入れてインタフェースの数を入力します。通常、インタフェースごとにドライバが必要となります

    USBデバイス情報を入力する

  3. そして、初期ファイルの書き込みを行いますが、VISAのみを使用してアクセスする場合はデフォルト設定にしておきます。手動で初期ファイルをインストールをする場合には、ファイルをテキストエディタで開き、ファイル上に記載されている情報に従ってください(\INFのフォルダは非表示になっている可能性があります。また、再起動もおこなう必要があります)。

    Output Fileを設定する

  4. ハードウェアを接続して、Windowsの新しいハードウェアウイザードを実行します。デバイスドライバはNI-VISAに設定されます。
  5. MAXを起動し、最新情報に更新(F5)を押して、デバイスが認識されているかを確認します。


リソース文字列はLabVIEWのVisa Openや他のVISA関数で使える必要があるため、「"USB:: ::」のようになります。



関連リンク:
Developer Zone ホワイトペーパー: USB Instrument Control Tutorial
Developer Zone ホワイトペーパー: Using the PXI Driver Development Wizard and NI-VISA to Register-Level Program a PXI/PCI Device under Windows
USB Implementers Forum, Inc.: USBバス仕様書


添付:



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報告日時: 11/26/2003
最終更新日: 02/06/2014
ドキュメントID: 33PK4IT1