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時間の関数を使ったプログラムの動作を見てみると、”日付/時間を秒で取得” 関数の時間分解能は、1msよりも大きいようです。
”ティックカウント”では、1msの分解能が利用できるのに、”日付/時間を秒で取得”の時間分解能が1msよりも大きいのはどうしてですか?
”日付/時間を秒で取得(Get Time/Date In Seconds VI )” は、時間情報をWindowsのカレンダーから取得します。一方、”ティックカウント(Tick Count )” は、PCのBIOSからの情報を取得しています。ティックカウントのティックは、PCを再起動するたびにリセットされ、その分解能は1msです。
しかし、Windowsのカレンダーはティックと同様の分解能は持っていません。例えば、WIndows XP上のWindowsのカレンダーの更新レートは、およそ 60Hz です。したがって、”日付/時間を秒で取得”の時間分解能は、およそ、16.66msとなります。
時間分解能を、上記の十数msより高くする必要がある場合は、”日付/時間を秒で取得”ではなく、ティックカウントを使用してください。
”経過時間” のExpress VIは内部で、”日付/時間を秒で取得”を使用しています。したがって、1mといった時間分解能は得られません。注意してください。
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