From Friday, April 19th (11:00 PM CDT) through Saturday, April 20th (2:00 PM CDT), 2024, ni.com will undergo system upgrades that may result in temporary service interruption.

We appreciate your patience as we improve our online experience.



箱型のオシロスコープにあるサイン補間について



使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: 8.5
使用ソフトウェア・バージョンに特化:
二次のソフトウェア: Driver Software>>NI-SCOPE

問題:

NIのオシロスコープ(Scope/Degitizer)のボードを使っています。

箱型のオシロスコープにあるサイン補間を、NIのScopeボードでも行いたいと思いますが、Scopeのパレットを探してもサイン補間の機能を持ったアイコンはありません。また、数学>>補間と補外のパレットを探しても、サイン補間はありません。LabVIEWにサイン補間の関数はありますか?



解決策:

箱型のオシロスコープにあるサイン補間の機能は、Sinc補間と呼ばれているものです。Sinc補間は、Sinc関数:Sine(X) / X を利用した補間方法で、理論的には、元のアナログ信号を完全に復元できる補間方法です。実際にPC上で行う場合は、ある範囲で演算を行うため、完全に元の信号を復元できるわけではありませんが、実用上問題ない程度に補間することができます。

NIのScopeボードには、Sinc補間を含め、補間の機能はありません。集録したデータを補間したい場合は、LabVIEWなどのソフトウェアを使用することになります。しかし、LabVIEWには、Sinc関数(数学>>基本&特殊関数>>三角関数)はありますが、Sinc補間の関数はありません。数学>>補間と補外のパレットにあるほかの補間方法で代用できない場合は、自分でプログラミングする必要があります。

添付のVIは、Sinc補間を行うサンプルVIです。SincInterpolationDemo.viを実行すると乱数データをSinc補間します。実際にSinc補間を行うのは、SincInterpolation.viです。サンプルVIは、LabVIEW8.5で作成し、LabVIEW8.0用に保存しました。



関連リンク:

添付:

SincInterpolationDemo.vi

SincInterpolation.vi






報告日時: 03/02/2008
最終更新日: 03/02/2008
ドキュメントID: 4J1HOU8V