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EシリーズのDAQボード用に作成したカウンタアプリケーションのVIをMシリーズのDAQボードで使用しようとしました。カウントの方向が正しく制御されていないようで、カウント値が正しくありません。
EシリーズのDAQボードのカウンタでは、カウンタ0のカウント方向(アップダウン)の制御にP0.6 (ピン 16)、カウンタ1のカウント方向(アップダウン)の制御にP0.7 (ピン 48)が使用されていましたが、Mシリーズでは、カウンタ0のカウント方向には、CTR 0 B(AUX / UpDown Contorol)のPFI10 (pin 45)、カウンタ1のカウント方向には、CTR 1 B(AUX / UpDown Contorol)のPFI11 (pin 46)が使われています。
Mシリーズに搭載されているDAQ-STC2チップのカウンタは、EシリーズのDAQ-STCで、簡易的に行っていたロータリーエンコーダのA相、B相によるカウント方向の制御をカウンタ専用チップ(6602などに搭載されているNI-TIO)と同様にA相、B相として使用できるようになっています。この機能により、X2, X4などの高解像度のエンコーダ値のカウントができたり、Z相の入力もできるので、ハードウェアによるカウント値のリセットも行えるようになっています。Eシリーズで、CTR n AUXとされていたカウント方向制御のピンは、CTR n Bという名称になっており、別名として、CTR n AUX やCTR n Up_Downという以前の名称も使われます。
カウント方向の制御を行うエッジカウントのアプリケーションやエンコーダを使うアプリケーションで、EシリーズボードからMシリーズボードに置き換える場合は、カウント方向を決める配線や、B相の配線を接続しなおしてください。
技術情報データベース 4H6LOC8V: MシリーズDAQデバイスのカウンタで位置測定を行う場合のロータリーエンコーダの接続方法
How Can I Control the Count Direction Externally with a BNC-2120 and an M Series Card?
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