LabVIEWで扱うことのできるファイルサイズはいくつですか?



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問題: LabVIEWのファイルIO関数を使用してサイズの大きなファイルを読み取りたいと考えています。最大いくつまでのファイルサイズであればLabVIEWで開くことができますか?また最大どのくらいまで読み取りあるいは書き込みが可能ですか?

解決策: LabVIEW7.1以前は扱うことのできるファイルサイズが約2GB(2^31)と制限されていました。これはファイルサイズとオフセット値に32ビットの倍長整数(符号付整数)が使用されていることが理由です。

ただしストリーミング書き込みを行うことにより、LabVIEW7.1以前でも2GB以上の書き込みを行うことができます。
「Windows NTの環境で、LabVIEWを使ってファイルにデータを書き出すときの上限はいくらですか」をご覧ください。

また、LabVIEW7.1以前で2GB以上を読み取るためのサードパーティ製のVIが存在しますのでこちら(www.openg.org)から参照することも可能です。

LabVIEW8.0からは、64ビットデータタイプが導入されたのを受けファイルサイズの制限が拡張されました。64ビット整数がファイルサイズ及びオフセットとして使用できるようになるため、最大約15エキサバイト(2^63)まで扱うことができるようになりました。

ただし、ファイルシステムによって制限があることに注意してください。

WindowsXPやWindows2000はFAT32とNTFSでインストールが可能となっています。扱えるファイルサイズが大幅に上回るためNTFSを使用することをお勧めします。

関連リンク:
Windows NTの環境で、LabVIEWを使ってファイルにデータを書き出すときの上限はいくらですか。
OpenG.org: OpenG Lib: Large File I/O(サードパーティ製VI)

添付:





報告日時: 01/17/2003
最終更新日: 01/29/2006
ドキュメントID: 2TGGQAHM