Archived: Windows NT/2000で管理者権限がない場合はResmanが実行されません

NI-VXIがアドミニストレータ（管理者）権限でインストールされた場合、ユーザ権限ではResman（Resource Manager）を実行しても何も起こりません。エラー表示もありません。ユーザ権限でResmanを実行するにはどうすれば良いですか？

注意: この解決策の手順は、レジストリの修正が必要です。不適切なレジストリの修正により、再起動の際にコンピュータが起動しない危険性があります。手順を行う際は、十分ご注意ください。

Resmanは実行の際、レジストリに新規キー（keyHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\National Instruments\NI-VXI for WIN32\ResourceManagerStarted SUCCESS）を作成し、このキー値としてResmanを実行している日時が割り当てられます（例: "at 4:04 PM on Tuesday, October 28"）。 終了すると、Resmanはこのキーと値を削除します。

ユーザ権限では、このレジストリの読み取り権限しかなく、作成/削除/書き込み権限がありません。Resmanは、このキーを作成することができなくてもエラーを出力しません。

この問題の回避策は、Win32用NI-VXIでユーザ権限のメンバーに対して作成/削除/書き込み権限を与えることです。その手順は以下のとおりです。

1. アドミニストレータとしてシステムにログインします。スタート » ファイル名を指定して実行をクリックして、regedt32と入力し、レジストリエディタを起動します。（regedit.exeとregedt32.exeの相違点については、関連リンクを参照してください。）
   
   
2. 次のキーを開きます。
   HKEY_LOCAL_MACHINE SOFTWARE\National Instruments\NI-VXI for Win32
   
   
3. レジストリエディタの左側ペーンでNI-VXI for Win32フォルダを選択します。
   
   
4. セキュリティ » アクセス許可...をクリックして、このフォルダに対するアクセス許可ダイアログボックスを開きます。
   
   
5. リストの中央部あたりにあるユーザグループを選択します。
   
   
6. アクセス許可をフルアクセスに変更します。
   
   
7. OKボタンを押して、レジストリエディタを終了します。
   
   

PCを再起動してユーザアカウントでログインすると、Resmanが動作するようになります。

もうひとつの方法として、<NI-VXI>\win 32ディレクトリにあるresmangui.dllをこのページに添付されているファイルと置き換えます。この方法でも、すべてのユーザでResmanが動作するようになります。

メモ: NI-VXI 3.2以前のドライバを使用している場合は、この解決策は例外です。制限のあるユーザ（Win2000/XP）は、ドライバが正しくロードできないためResmanを実行することはできません。NI-VXI 3.3.1にアップグレードしてこの問題を修正する必要があります。