「Error 1000:VIはこの操作に対応する状態でありません。」が発生する理由



使用ソフトウェア: LabVIEW Development Systems
使用ソフトウェア・バージョン: 5.0
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア:

問題:

LabVIEWで、VIサーバーの機能を利用して、ほかのVIを操作しようとすると「Error 1000: VIはこの操作に対応する状態でありません。」というエラーが発生します。

これはどうしてですか?

 



解決策:

VIサーバーの機能を利用して実行できるメソッドには、VIを編集するものがあります。編集するメソッドの一例としては、「Make Current Values Default」メソッドがあります。逆に、「Reinitialize All to Default」メソッドは編集なしのメソッドの一例です。VIが実行中、または、実行用に予約されている場合、編集メソッドを使用することはできません。

したがって、VIが実行中、または、実行用に予約されている場合に、編集メソッドを実行すると以下のようなエラーが発生します。

Error 1000:「VIはこの操作に対応する状態でありません。」

タイプ指定したVIリファレンス端子を ”VIリファレンスを開く” 関数に接続して、リファレンスを開くと、タイプ指定されたVIリファレンス(コネクタペーンの情報を含んだVIリファレンス)を開くことができます。VIリファレンスをタイプ指定して開くと、そのVIは実行用に予約されます。したがって、VIを編集するメソッドやプロパティを使用する場合は、タイプ指定したVIリファレンスは閉じておかなければなりません。

タイプ指定しないで開いたVIリファレンスは、VIを実行用に予約しません。この場合、VIが実行中でなければ、VIを編集するメソッドやプロパティを使用することができます。

同じVIに対して、「タイプ指定したVIリファレンス」と「(タイプ指定していない)VIリファレンス」の両方を開くことができます。しかし、VIを編集するメソッドやプロパティの使用については、上記の条件が適用されます。



関連リンク:

添付:





報告日時: 05/05/1998
最終更新日: 08/27/2008
ドキュメントID: 194A7UU0