Archived: LabVIEW のサンプル"Acquire N Scans"を実行するとエラー10403が発生する

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ハードウェア: Legacy DAQ Devices>>Multifunction DAQ>>DAQCard-500

問題: DaqCard-700を使って Acquire N Scans - ExtChanClk.vi などのLabVIEWサンプルを実行すると、”NI-DAQ LV: 指定のデバイスは、要求された動作をサポートしていません (ドライバはそのデバイスを認識していますが、そのデバイスに対してその動作は適切ではありません。)” という内容のエラー10403が発生します。何故このようなエラーが発生するのでしょうか。

解決策: 全てのAcquire N Scansサンプルで使われているAIStart関数は、DAQボードの内部スキャンクロックを、ユーザが指定したスキャンレートでデータ集録できるように構成します。問題は、特定のナショナルインスツルメンツ社のデータ集録ボード(DAQCard-500, DAQCard-516, DAQCard-700, PC-LPM-16, PC-LPM-16PnP等) は、このようなアプリケーションで必要な内部スキャンクロックがありません。スキャンクロックの代わりに内部チャンネルクロックを使用してデータ集録のレートを制御しています。よって、この種類のDAQを使用してこの様なスキャンクロックを用いるサンプルを実行すると、AIStart関数が内部スキャンクロックを発見できずに エラーコード -10403を返してきます。

添付のZIPファイルにはAIRoundRobin.VIというサンプルプログラムがありますが、このサンプルは、内部スキャンクロックの代わりに 内部チャンネルスキャンクロックを構成する事によってデータ集録します。この様なデータ集録方法は ラウンドロビンスキャンと呼ばれます。ラウンドロビンスキャンについての詳細は、データ集録ベーシックマニュアルの第九章をご覧ください。

関連リンク: インターバルスキャンとラウンドロビンスキャンの違いは何ですか。(英語)

添付:


example.zip


報告日時: 04/08/1998
最終更新日: 01/05/2005
ドキュメントID: 18766BB7