LabVIEWでプログラム的にチャートをクリアする方法



ハードウェア: PXI/CompactPCI>>Controllers

問題: LabVIEWでフロントパネル上の波形チャートのデータをクリアしたいのですが、チャート上で右クリックして表示されるポップアップメニューで、データ操作→チャートをクリアを選択する方法しか見当たりません。プログラム的にクリアする方法は無いでしょうか?

解決策: プロパティノードを使ってプログラム的にチャートをクリアすることができます。

1. 波形チャートに右クリックし、作成→プロパティノード→履歴データを選択します
2. プロパティノードをブロックダイアグラムに配置します
3. プロパティノードのHistoryの部分を右クリックし、書き込みに変更を選択します
4. Historyの部分を再度右クリックし、作成→定数を選択します

こちらを実行しますと空の配列が波形チャートに書き込まれ、チャートの履歴データがクリアされます。

LabVIEW 8.0よりも前のバージョンに関しましては波形チャートに入力されているデータタイプが波形データの場合は定数を作成できませんので以下の手順でプログラム的にチャートをクリアすることができます。

1. プロパティノードの履歴の部分を右クリックし、作成→制御器を選択します
2. フロントパネルで新しく作成された制御器を右クリックし、上級→制御器を隠すを選択します

上記の方法を使ったサンプルがありますのでご参照ください。ヘルプメニューから「サンプルを検索」を選択し、「基本機能」の「グラフおよびチャート」をクリックします。そちらで表示されるサンプルの中の 「How to Clear Charts and Graphs」というVIです。

そちらにない場合はC:\Program Files\National Instruments\LabVIEW ***\examples\general\graphs\charts.llbの中をご覧ください。

こちらの方法で波形チャートを初期化することもできます。作成された配列定数に初期データを入力するか配列制御器を配線でプロパティノードに繋げることで可能です。

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報告日時: 01/22/1996
最終更新日: 03/11/2009
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