PCIe-1430がフルスペック(PCIe×4接続)で動作するPC



ハードウェア: Image Acquisition (IMAQ)>>IMAQ - CameraLink>>PCIe-1429

問題:
PCIe-1430は、PCIe(PCIexpress)の×4接続をサポートしていますが、PCIeのスロットによっては、×1での接続になってしまう場合があると聞きました。×4で接続できるPCはどのPCですか?

解決策:
PCIe(PCIexpress)のスロットには、×1レーン、×4レーン、×16レーンといったものがあります。

PCIeの転送はレーン単位になっていて、1レーンの最大転送速度は250MB/sになっています。×4で接続できた場合は、最大1GB/sの転送速度が得られます。PCIe-1430やPCIe-1429は×4での接続をサポートしていますが、もし、×1で接続されてしまうと、転送速度が制限されてしまいます。

一方、PCに付属するPCIeのスロットにも、×1レーン、×4レーン、×16レーン対応といったものがあります。X16対応のスロットは、通常、×4や×8での接続をサポートしますが、PCによっては、×4や×8のボードを接続した場合に×1でしか接続できない場合があります。PCは、PCIeのボードと接続速度のネゴシエーションを行いますが、その際に、最大速度で接続できない場合には×1で接続するようになっているPCがあるので、×1での接続になってしまう場合があるのです。PCを選択する場合に、×4スロットがなければ、注意が必要です。

 

×4接続が確認されているPC・スロット

DELL Prescision 390 PCI Express×4スロット(PCIe-1430で確認)

 

×4で接続できないPC・スロット

DELL Optiplex GX745 PCI Express×16スロット(PCIe-1429で×1接続を確認)

 

上記機種でもBIOSのバージョンによって接続できる可能性があります。

PCメーカーのサイトで、最新のBIOSが公開されている場合は、BIOSアップデートを行ってみてください。



関連リンク:
KnowledgeBase 3I0F5B6W: Choosing the Right PC for the NI PCIe-1429
KnowledgeBase 48ACS45L: Choosing the Right PC for the NI PCIe-1427
Developer Zone Tutorial: PCI Express – An Overview of the PCI Express Standard

添付:





報告日時: 09/04/2007
最終更新日: 03/10/2008
ドキュメントID: 4D3E68V