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FieldPointのRT用に用意されているDRAMとフラッシュメモリについて



使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: 6.1
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア:

問題: FieldPointのRTシステムにおいてそれぞれのメモリの詳しい利用方法について教えてください。

解決策: FieldPointのRTシステム(コントローラ)において、各システムにはDRAM領域とフラッシュメモリ領域があります。それぞれのシリーズのメモリ領域については、総合カタログまたはマニュアルをお読みください。
RTでは2通りの形式があります。ターゲットの切り替えによってRTシステムにコーディングしてダウンロードする形式は、DRAM領域に格納されます。この領域はDRAMメモリを使用しているため、電源を切るとメモリはクリアされます。この形式の場合ホスト側のLabVIEWからハイライト実行(デバッグ) を行うことが可能です。また、フラッシュメモリ領域にアクセスする場合、ブラウザなどのソフトから

ftp://(ターゲットのIPアドレス)/

をアドレスに打ち込むことによって、メモリにアクセスすることが出来ます。この領域にSTARTUPフォルダがありますが、その名の通り、電源投時に実行されるプログラムを格納することが出来ます。この場所にプログラムをインストールするには、ターゲットの切り替えをおこなったホスト側のLabVIEWのアプリケーションビルダで実行ファイル(exeファイル)をビルドをすることで、自動的にこのSTARTUPフォルダにインストールすることが出来ます。
これは前者の場合と異なり、exe形式でインストールされているため、LabVIEW側からハイライト実行(デバッグ) を行うことは出来ません。EXE化する前のVIにてあらかじめデバックや操作、監視、テストをする必要があります。

電源投入後、ホスト側からターゲットを切り替えた際に使用したVIが要求される理由は,RTシステムには表示部分がないため、接続したホスト側でIユーザインタフェイスを補うためです。このVIがない場合は監視は出来ませんが、STARTUPフォルダ内にてEXEファイルは実行しています。
STARTUPフォルダなどに元のVIを保存しておけば、FTPを利用しVIをホストとなるPCに移すことができ、どこからでもアクセスできるので便利でしょう。

注意点としまして、FPモジュールのファームウェアやソフトウェアは最新のバージョンをインストールしてください。アップデートはFiledPoint Explorerで行うことが可能です。FiledPoint Explorerも常に最新のバージョンをお使いください。

関連リンク:

添付:





報告日時: 12/01/2002
最終更新日: 06/03/2003
ドキュメントID: 2S0JQTLE