From Friday, April 19th (11:00 PM CDT) through Saturday, April 20th (2:00 PM CDT), 2024, ni.com will undergo system upgrades that may result in temporary service interruption.

We appreciate your patience as we improve our online experience.



LabVIEW RTターゲット用NI-RIOパッチ - 2013年11月版 - 詳細



使用ソフトウェア: Driver Software>>NI-RIO
使用ソフトウェア・バージョン: 12.1
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A

問題:
LabVIEW RTターゲット用のNI-RIOパッチの詳細を探しています。どのようにこのパッチをインストールするのでしょうか。このパッチで、どのような問題が修正されるのでしょうか。また、パッチをインストールした後に取るべき追加手順はありますか。

解決策:
LabVIEW RTターゲット用NI-RIOパッチ - 2013年11月版では、以下の5つの重要な問題が修正されました。
  1. NI-RIO 12.1またはNI-RIO 13.0がインストールされた、Pharlapターゲットでのジッタおよびパフォーマンスに関する問題。
  2. cRIO-9068から送信される大きなUDPパケットで、データ破損が発生する問題。
  3. NI-RIO IOスキャン 13.0のメモリ割り当てによって、パフォーマンスに影響を与える問題。
  4. スキャンモードを実行しているNI-RIO 13.0のsbRIO-9632/9642内蔵アナログ出力で、データの破損が発生する問題。
  5. このパッチは、以前に修正された、電源喪失後にcRIO-9068が一時的に使用不可な状態になっていた問題の修正も含む。

すべてのNI-RIOにこのパッチをインストールすることを強く推奨します。NI更新サービス、またはドライバと更新: LabVIEW RTターゲット用NI-RIOパッチ - 2013年11月版からこのパッチをダウンロードしてください。

次の手順を実行して、お使いのホストマシンにパッチがインストールされているか確認します。
  1. <National Instruments>RT Images\NI-RIO Miteのディレクトリを参照します。
  2. このディレクトリに12.1.1 および/または13.0.1というフォルダがあり、これらのフォルダ内にmite.cdfファイルがあることを確認します。
以下の5つのセクションで、各問題についての説明およびターゲットに、それぞれの修正をインストールする手順を説明します。パッチをホストコンピュータにインストールした後で、影響するすべてのターゲットにソフトウェアを再度インストールする必要があります。



1. Pharlapターゲットにおけるジッタ
============================================================================
この問題はcRIO-908xコントローラおよびほとんどのPXI(e) コントローラのPharlapターゲットに影響します。完全なリストについては、KnowledgeBase article on Real-Time controller operating systemsを参照してください。

これは、FIFO書き込みを呼び出した場合に、ジッタおよびパフォーマンスに問題を起こす原因となります。NI-RIO IOスキャンではFIFO書き込みを頻繁に使用するため、Pharlapターゲットで1 kHz以上のスキャンエンジンレートを使用すると、スキャンエンジンに支障が出ます。この問題は、Pharlapでスキャンエンジンを使用して、高速データ集録を行っているVeristandユーザ、または多数の軸からデータ集録を行っているSoftMotionユーザにも影響します。

次の手順を実行して、ターゲットに修正をインストールしてください。
  1. MAXでリモートシステムを拡張し、Pharlap RTターゲットを検索します。
  2. ターゲットを拡張してソフトウェアを右クリックし、ソフトウェアの追加と削除を選択します。
  3. 表示されるウィンドウで、2013年11月以降の日付の推奨ソフトウェアセット (RSS) を選択します。NI-RIO 12.1のインストールでは、NI-RIO 12.1.1 - 2013年11月以降を選択します。NI-RIO 13.0のインストールでは、NI CompactRIO 13.0.2 - 2013年11月以降を選択します。
  4. 次へをクリックします。

ターゲットにパッチがインストールされているかどうかを確認するには、上の手順1~3を実行し、特に手順3で必要なRSSのあとに「インストール済み」というテキストがあることを確認します。


2. 大きなUDPパケットのデータ破損
============================================================================
この問題は、cRIO-9068のUDP転送において発生する可能性があります。パケットのサイズが最大転送ユニット(MTU)を超えると、ネットワークインタフェースはパケットをより小さく断片化します。これにより、cRIO-9068で断片化されたパケットの実データ内の数バイトが消去される原因となります。これによって受信側のチェックサムが影響されることはありません。cRIO-9068がチェックサムを計算する前にデータを消去するためです。

この問題はNIのネットワーク共有シェア変数、および同様のNIネットワークAPIに影響することはありません。これらのツールがMTUを超えるパケットを転送することはないからです。しかし、アプリケーションがUDPのプリミティブを使用してデータを転送する場合、または他社製プログラムを使用してcRIO-9068からUDPデータ転送する場合は、この問題が発生する可能性があります。

次の手順を実行して、ターゲットに修正をインストールしてください。

  1. MAXで リモートシステム を拡張し、cRIO-9068を検索します。
  2. ターゲットを拡張して ソフトウェアを右クリックし、 ソフトウェアの追加と削除を選択します。
  3. 表示されるウィンドウで、NI CompactRIO 13.0.1 - 2013年9月以降を選択します。
  4. 次へをクリックします。
  5. ソフトウェアセットアドオンのリストで、NIスキャンエンジンを拡張し、インストールオプションにNI-RIO IOスキャン 13.0.1以降がリストされていることを確認します。(選択する必要はありません。)
  6. 次へをクリックします。

次の手順を実行して、ターゲットにパッチがインストールされているか確認します。

  1. WebDAVFTP、またはSSHを使用して、cRIO-9068のファイルシステムにアクセスします。
  2. cRIO-9068の/usr/share/docを参照します。
  3. このディレクトリに「Large UDP Packet Data Corruption patch README」というファイルがあることを確認します。


3. NI-RIO IO 13.0メモリ割り当て
============================================================================
この問題は、IOスキャンスレッドでメモリ割り当ての原因になります。このメモリ割り当てによる悪影響は現在報告されていませんが、アプリケーションによってはNI-RIO IOスキャンでジッタおよびパフォーマンスの問題の原因となり、Veristand、SoftMotion、およびNIスキャンエンジンのパフォーマンスに影響を与えます。

次の手順を実行して、ターゲットに修正をインストールしてください。

  1. MAXで リモートシステム を拡張し、CompactRIOターゲットを検索します。
  2. ターゲットを拡張して ソフトウェアを右クリックし、 ソフトウェアの追加と削除を選択します。
  3. 表示されるウィンドウで、NI CompactRIO 13.0.1 - 2013年9月以降を選択します。
  4. 次へをクリックします。
  5. ソフトウェアセットアドオンのリストで、NIスキャンエンジンを拡張し、NI-RIO IOスキャン 13.0.1以降を選択します。
  6. 次へをクリックします。
次の手順を実行して、ターゲットにパッチがインストールされているか確認します。
  1. MAXを開いて、リモートシステムを拡張します。
  2. Real-Timeターゲットを拡張してソフトウェアタブを拡張します。 
  3. ターゲットのリストにバージョン13.0.1以降のNI-RIO IOスキャンがあることを確認します。


4. sbRIO-9642/9632でのアナログ出力のデータ破損

============================================================================
この問題の詳細については、KnowledgeBase 5RM9LTRQ: sbRIO-9632/9642のスキャンインタフェースモードで内蔵アナログ出力が誤った値を出力する可能性についてを参照してください。

 

5. 電源喪失後にcRIO-9068が使用不可状態になる
============================================================================
この問題の詳細については、KnowledgeBase 6CMBF4VQ: Linux RTターゲット用LabVIEW Real-Time 2013パッチを参照してください。



関連リンク:
ドライバと更新: LabVIEW RTターゲット用NI-RIOパッチ - 2013年11月版
技術サポートデータベース 6CMBF4VQ: Linux RTターゲット用LabVIEW Real-Time 2013パッチ
技術サポートデータベース 4LRA4IQ0: Real-Time コントローラのオペレーティングシステム (OS)
KnowledgeBase 5RM9LTRQ: sbRIO-9632/9642のスキャンインタフェースモードで内蔵アナログ出力が誤った値を出力する可能性について
技術サポートデータベース 6AGDT2PK: How Do I Use FTP with my Real-Time Linux Target?
技術サポートデータベース 69EEMIR4: Using WebDAV to Transfer Files to Your Real-Time Target
NI Linux Real-Time Community: Get Superuser Access

添付:





報告日時: 12/03/2013
最終更新日: 12/06/2013
ドキュメントID: 6DFC1RVQ