特定のアプリケーションで NI PXI-795xR FPGA モジュールを使用するとデータ整合性に影響する可能性について



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問題:
PXI 用 NI FlexRIO FPGA モジュール (NI PXI-795xR) の FPGA 電源供給にて問題が確認されています。特定のアプリケーションで問題のデバイスを使用するとデータの整合性に影響が出る可能性があります。この問題は高クロック周波数データ転送を行うアプリケーションで発生する可能性が高いです。この問題は高クロック周波数データ転送を必要とする NI 5752, NI 5751, そして NI 5761 アダプタモジュールの動作に影響することが確認されています。将来の NI FlexRIO アダプタモジュールも同様に高クロック周波数データ転送機能が必要になりますので影響されます。

リビジョン A および B の NI PXI-795xR モジュールが影響されます。リビジョン C 以降の PXI-795xR ではこの問題は発生しません。モジュールのリビジョンは製品番号のアルファベットの文字で確認できます。例えば製品番号 199119B-03L の PXI-7953R モジュールのリビジョンは B になります。



解決策:
ナショナルインスツルメンツはすべてのリビジョン A および B の NI PXI-795xR モジュールを修理することを推奨します。問題が発生するデバイスをナショナルインスツルメンツに送付することによって電源供給が交換されます。高クロック周波数データ転送のアプリケーションの例は下記をご参照ください。

アプリケーション例
NI 5752 CLIP ソケットはダイナミックフェーズアラインメント (DPA) によりアダプタモジュールの4つの8進数 ADC でデータをキャプチャします。リビジョン A 及び B の PXI-795xR の電源供給問題により FPGA の中の PLL からソースされるグローバル ADC ビットクロックのジッタが増大します。増大したジッタによりそのクロックに同期して受け取られる ADC データビットのデータ有効ウィンドウが小さくなります。この ADC インタフェースで必要な 600 Mb/s 転送速度によって増大したクロックジッタは場合によってデータキャプチャの信頼性を低くします。



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報告日時: 06/30/2010
最終更新日: 07/29/2010
ドキュメントID: 5ATD4SDP