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BNC-2120端子台には抵抗測定時に使用するRES+とRES-端子がありますが、データ集録ボードを使用して実際にどのように抵抗測定ができるのかわかりません。どのように測定すればよいですか?
BNC-2120を使用して100Ωから1MΩの抵抗を測定することができます。BNC-2120の取り付けガイドにも記述されています。
抵抗値を測定するには、測定対象の抵抗(100 Ω~1 MΩ)と、それを測定するためにDAQボード、アナログ入力チャンネルAI3およびAI11(基準化シングルエンドモード)を使用します。
抵抗測定用ポートの内部回路は以下のとおりです。
図1. BNC-2120での抵抗測定
RES+端子はVccに接続されており、RES–端子は10 KΩをはさんでGNDに接続されています。測定対象の抵抗の一端をRES+端子に、もう一端をRES-端子に接続します。抵抗測定用ポートの右上に位置するスイッチをRES側(左側)に切り替えることでRES+はチャンネルAI3、RES-はチャンネルAI11に内部配線(BNC2120内部)されます。
AI3-GND間の電圧をV3、AI11-GND間の電圧をV11と表現します。V3と V11はそれぞれ基準化シングルエンドモードで測定を行います。すると以下の公式が成り立ち、抵抗値の測定を行うことができます。
抵抗値=10 KΩ×(V3-V11) / V11
下記にサンプルプログラムが添付されています。抵抗(70).viをダウンロードして参照してください。なおサンプルプログラムは、LabVIEW 7.0で作成されています。
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