P2Pストリーミングにおけるデータの整合性に関するRシリーズマルチファンクションRIOパッチ



使用ソフトウェア: Driver Software>>NI-RIO
使用ソフトウェア・バージョン: 14.5
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A
ハードウェア: Reconfigurable I/O (RIO)>>R Series>>PXIe-7820R, Reconfigurable I/O (RIO)>>R Series>>PXIe-7821R, Reconfigurable I/O (RIO)>>R Series>>PXIe-7822R

問題:
LabVIEW 2015用およびLabVIEW 2014 SP1用のRシリーズマルチファンクションRIO Q1 2016パッチの詳細


解決策:
NI PXIe-7820R、NI PXIe-7821R、およびNI PXIe-7822Rで使用されている内部ソフトウェアコンポーネントにより、デバイスで使用可能な特定の機能を使用した際にデータ整合性の問題が発生することがあります。システム稼働率が高いときに、ピアツーピアストリームを使用してNI PXIe-782xデバイスと別のデバイス間でデータを転送した場合、DMS FIFO(ホストからターゲット)転送が正しくないデータを受信することがあります。この状況下でデータ破損が発生する可能性があるのは、NI PXIe-782xデバイスが受信するDMA FIFOデータのみです。

修復方法

この問題は、RシリーズマルチファンクションRIOデバイスドライバの2016年2月版リリースで解決されています。さらに、ドライババージョンのアップグレードが可能でないユーザのために、NIでは2つのソフトウェアパッチをリリースしています。以下の表は、LabVIEWのバージョンとそれに該当するダウンロードについて説明しています。

LabVIEWバージョン ダウンロード
LabVIEW 2015 SP1 RシリーズマルチファンクションRIOデバイスドライバ 2016年2月版以降
LabVIEW 2015 RシリーズマルチファンクションRIO Q1パッチ - LabVIEW 2015用
LabVIEW 2014 SP1* RシリーズマルチファンクションRIOデバイスドライバ 2016年2月版以降、
RシリーズマルチファンクションRIO Q1パッチ - LabVIEW 2014 SP1用

* LabVIEW 2014 SP1を使用している場合は、RシリーズマルチファンクションRIOデバイスドライバを最新バージョンにアップグレードするか、最新のドライバにアップグレードする必要がない場合は、該当デバイスに対するパッチのみをインストールできます。

システムを更新するには、以下の手順を実行します。

  1. システムに適したソフトウェアをダウンロードし、インストールします。

  2. すべてのNI PXIe-782xデバイスのVIまたはビットファイルを再コンパイルします。プロジェクトでVIのビルド仕様を右クリックし、再ビルドを選択して強制的にコンパイルします。

  3. 古いビットファイルを参照しているアプリケーションを、実行時に新しいビットファイルを使用するように更新します。

その他の質問やサポートについては、ni.com/supportまでご連絡ください。

メモ: このドライバリリースおよび関連パッチには、RシリーズマルチファンクションRIO 14.5.1パッチで解決された問題に対する修正も含まれています。



関連リンク:
ドライバと更新: RシリーズマルチファンクションRIOデバイスドライバ 15.5
ドライバと更新: RシリーズマルチファンクションRIO Q1 2016パッチ - LabVIEW 2015用
ドライバと更新: RシリーズマルチファンクションRIO Q1 2016パッチ - LabVIEW 2014 SP1用
技術サポートデータベース: 6VM9TKJQ: NI RシリーズマルチファンクションRIO 14.5.1

添付:





報告日時: 02/22/2016
最終更新日: 05/12/2016
ドキュメントID: 760946JQ