LabVIEW でパラレルポートの制御をビットごとに行う



使用ソフトウェア: LabVIEW Development Systems
使用ソフトウェア・バージョン: N/A
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A

問題:
LabVIEW でパラレルポートの制御を行うにはどうしたらいいのでしょうか?他のビットの状態を変えずにあるビットだけを制御することはできますか?また、Windows NT/2000/XPでは制御できるのでしょうか?

解決策:
Windows95/98/Meの場合

パラレルポートが用いているI/Oアドレスを調べ、Out Port VI を使ってこのアドレスにバイトデータを送ることによって制御を行います。他のビットの状態を変えずに、ある一つのビットの制御のみを行いたい場合は、1.In Port VI で現在の状態を読み込む → 2. これをもとに、制御したいビットのマスク処理をする → 3.Out Port VI で出力する というプログラムを作ります。添付のParallel VI を参考にして下さい。

パラレルポートのデータラインを使用する際には、BUSYとPEライン(それぞれpin11,12) を接地して下さい。 このラインはプリンタが動作中か、印刷紙が無くなっていることを示しています。接地することによって、デバイスがデータを受信できる状態になっていることになります。

下記のリンクにパラレルポートについてより詳しく記載されていますので、ご覧下さい。

Windows2000/NT/XPの場合

Windows2000/NT/XPではIn Port/Out Port VI は使用できません。まず、添付のファイルからsetup.exe を実行して、I/Oアドレスへのアクセスができるようにします。それから、parallel_NT.llb中のIn Port/Out Port VI などの関数を使ってパラレルポートの制御をします。
(この添付のライブラリは、弊社で動作の確認をしていますが、すべてのバージョンのLabVIEW、もしくはOSでテストをしているわけではありません。動作保証は致しかねますのでご了承下さい。)

関連リンク:
KnowledgeBase 0TL70ATL: Using the Parallel Port as an Input/Output Channel
KnowledgeBase 42BIT2C5: Using the Parallel Port in LabVIEW


添付:


Parallel.zip - Parallel.zip



報告日時: 04/27/1998
最終更新日: 01/04/2008
ドキュメントID: 18QGBH0O