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VIを閉じると、VIで実行されているタスクのすべてのリファレンスは自動的に削除されます。例えば、DAQmxのタスクを使ってパルストレインを出すVIを作成したとして、実行中のVIが閉じられるとパルストレインも止まってしまいます。
そうした動作が望ましくない場合、どうすればVIを閉じた後でもパルスを生成し続けることができますか?
この動作には、関数パレットの測定I/O » DAQmx-データ集録 » DAQmx上級タスクオプションにある「DAQmxタスクを作成(DAQmx Create Task)」VIを使用します。
このVIを配置して、「自動クリーンアップ」入力にFalse値を入力することで、VIが閉じられる際に、タスクのリファレンスが自動で削除しないように設定できます。保持されたタスクは、LabVIEWを終了するか、もしくはデバイスがリセットされるまで有効なままになります。以下はカウンタを使用した一例です。VIが閉じられてもパルスを出力し続ける動作が可能になります。
ただし、この動作を行う際には、タスクがクリアされないとデバイス等のリソースの解放が行われないこと、パソコンのメモリが確保されたままとなることにご注意ください。
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