LabVIEWの関数 DIAdem Report Express VIをExe形式ファイルで使用すると空のレポートが生成されてしまう。



使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: 10.2
使用ソフトウェア・バージョンに特化:
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問題: LabVIEWでDIAdem Report Express VI を使用しレポート生成を行っています。VIでは問題なくレポートの生成ができますが、VIをExe形式ファイルにして、実行すると常に空のレポートが生成されてしまいます。エラー等は発生していませんが、レポートを生成するためにはどのようにすればよいでしょうか。

解決策:

DIAdem Report Express VI はLabVIEWがインストールされているディレクトリにサポートファイルを自動で作成し、レポート内容をそのファイルに格納しながら、最終的にレポートを生成します。LabVIEWをインストールされている際は問題なく、このサポートファイルが<LabVIEWX.X>\vi.lib\Platform\expressのディレクトリに作られ、レポートの生成を行います。
VIをExe形式ファイルにした場合は、Exeの保存されたディレクトリを使用し、同様の動作をするようになります。しかしながら、LabVIEW開発システムがインストールされていない実行環境では、自動的に必要なサポートファイルをExeのディレクトリに作成することができないため、この現象が発生してしまします。

回避策として開発環境から、下記の3つのサポートファイルを実行環境のExeのディレクトリにコピーします。

必要なファイル
<LabVIEW>\vi.lib\Platform\express\templates
<LabVIEW>\vi.lib\Platform\express\PicExport.vbs
<LabVIEW>\vi.lib\Platform\express\UpdateGraph.vbs

<LabVIEW>は開発環境のLabVIEWがインストールされているディレクトリ(例: C:\Program Files\National Instruments\LabVIEW X.X)を示しています。



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報告日時: 08/30/2007
最終更新日: 03/27/2009
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