NI Volume License Manager(VLM) 2.1使用ログツール
使用ソフトウェア: NI Volume License Manager
使用ソフトウェア・バージョン: N/A
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A
問題: NI VLM 2.1は、ライセンスサーバのすべてのチェックアウト/チェックイン操作が表示される使用ログを作成します。このデータを見やすくする方法はありますか?
解決策: Usage Log Parsing Utility(使用ログ解析ユーティリティ)
NI VLM 2.1のログは、ライセンスサーバが実行するすべてのチェックアウト/チェックイン操作の包括的なログです(このログには、非接続ライセンスは含まれません)。ただし、どのチェックイン操作が前のチェックアウトと一致するのかを正しく識別するのが困難な場合があります。他の項目(「一瞬の」チェックアウトなど)も、使用ログを見る際に考慮される必要があります。
ログを簡略化するために利用できる使用ログユーティリティを作成しました。使用ログユーティリティは、以下の操作を行います。
- チェックイン操作と前のチェックアウトを正しく一致させ、ログの1つのラインに2つのタイムスタンプを付与します。
- ライセンスサーバによるチェックアウト操作として見なされ、使用ログに記録される、クライアントとサーバマシンとの一瞬の通信を無視します。
- NI VLMからの使用ログは、チェックアウトされているすべての機能(例: LabVIEWアプリケーションビルダ)を記録します。ユーティリティは、これらのすべての機能のチェックアウトを組み合わせ、1つのパッケージ(例: Mathscript付きのLabVIEW開発システム)のチェックアウトのみを表示します。
使用ログユーティリティの出力は、.cleanlogファイル形式で保存されます。.cleanlogファイルには、各ラインに以下の情報が含まれます。
computer_name user_name product_name product_type license_type checkout_time checkin_time computer_Department computer_CostCenter user_Department user_CostCenter
Usage Log Parsing Utility(使用ログ解析ユーティリティ)を使用する
- NI VLMを開き、使用ログを保存します(オプション→使用ログを表示)
- 添付のUsageLogUtility.exeをダウンロードし、使用ログと同じディレクトリに保存します。
- Windowsのコマンドプロンプトを開き(スタート→プログラム→アクセサリ→コマンドプロンプト)、使用ログが保存されているディレクトリを参照します。
- 使用ログでUsage Log Parsing Utility(使用ログ解析ユーティリティ)を呼び出します。
UsageLogUtility.exe nivlm.log
使用ログのサイズが1 Mbを超える場合、コマンドラインからカーソルが返されても、.cleanlogを書き込む際に遅延が発生する可能性があります。
- nivlm.cleanlogという名前の簡略化されたログを表示します。
ログユーティリティ、ユーティリティが作成したログ(simple.cleanlog)と一緒に添付されているログは、NI VLMからの簡単な使用ログ(simple.log)です。
メモ: 使用ログユーティリティは、コマンドラインアプリケーションのみです。
Sample Usage Log Visualizer Excel Macro(Excelマクロによる使用ログビジュアライザーの例)
これは、.cleanlog使用データを視覚化するために、Excelで作成が可能なマクロの例です。コストセンターまたはエンドユーザ別の使用などの.cleanlogからの追加情報を表示するために、マクロを変更することができます。非接続ライセンスファイルの使用は.cleanlogに含まれていないため、Usage Log Visualizer(使用ログビジュアライザー)はグラフにあるこのデータを含むことができません。このマクロは、Excel 2007での使用を意図しています。
メモ: このマクロでは、言語形式として英語(米国)での使用を想定しているため、システムが異なる形式を使用している場合はエラーが発生します。コントロールパネルの地域と言語のオプションに進み、デフォルト形式を英語(米国)に変更し、エラーを解決してマクロを適切に実行します。
このグラフが表す重要な情報: グラフの各ポイントは、一定の期間中に特定のライセンスを使用したユーザとコンピュータの固有の組み合わせの数を表します。ノンコンカレントのユーザベースライセンスの場合、この数はその期間に使用したライセンス数と等しくなります。他のすべてのライセンスタイプの場合、この数は、その期間中に実際に使用したライセンスシート数以上になります。たとえば、2人の異なるユーザが一定の期間中に時間が重なることなくNIアプリケーションを起動して終了し、コンカレントライセンスを使用した場合、1つのライセンスシートのみがその期間に実際に使用されます。ただし、このグラフは、その期間中にライセンスを使用したユーザ/コンピュータの組み合わせ数として2つの項目を報告します。これを最小限に抑えるには、プロンプトが表示されたらTime(時間)軸の各ポイント間の時間数に小さな値を入力します。時間数を大きい値にすると、このマクロの処理時間が長くなり、メモリ要件が増加することに注意してください。
Usage Log Visualizer(使用ログビジュアライザー)マクロを使用するには、以下の操作を行います。
- UsageLogUtilityを使用して使用ログを解析します。
- Microsoft Excel 2007を起動し、.cleanlogを開きます。テキストインポートウィザードですべてのデフォルト値を選択します(完了をクリックしてもかまいません)。
- Alt + F11を押して、Visual Basic Editorを開きます。
- Editorでファイル→ファイルのインポートをクリックして、UsageLogVisualizer.bas(以下に添付のファイル)を開きます。
- 実行→マクロの実行をクリックして、UsageLogVisualizerマクロを実行します。プロンプトが表示されたら、UsageLogVisualizerマクロを選択して実行を押します。数カ月以上ものデータが使用ログに含まれる、またはライセンスファイルに多くのライセンスがある場合、Excelでの処理に数分かかる可能性があります。
- Excelのウィンドウに切り替えて、「Usage Activity」という名前のワークシートを選択します。
グラフをカスタマイズする
Excel 2007でグラフをカスタマイズするには、Usage Activityグラフを右クリックして、Select Dataを選択します。
Histogramワークシートの右側にある、ライセンスファイルの各ライセンス用に名前が付けられたワークシートには、一定の期間中にライセンスを使用したユーザ/コンピュータの固有の組み合わせ数が含まれます。このデータから、カスタマイズした独自のグラフを作成することができます。
関連リンク: 技術サポートデータベース 5B89KS45: How do I Plot the Data from a NI Volume License Manager Log File in an Excel Chart
添付: simple.log
UsageLogUtility.exe
simple.cleanlog
- UsageLogVisualizer.bas
- ATTOYEXN
報告日時: 05/31/2007
最終更新日: 08/23/2010
ドキュメントID: 49U88E8M
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