VIの代わりにDLL化されたVIを使用することによってTestStandのパフォーマンスは向上しますか。



使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: N/A
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア:

問題: TestStandでは、DLL(Dynamic Link Library)を呼び出すよりもActiveXを使用してVIを呼んだ方がメモリの負荷が増えますか。

解決策: はい、VIをDLL化することでTestStandのパフォーマンスを向上することが出来ます。パフォーマンスの違いはTestStandがVIを呼び出すのにかかる時間です。個々のVIが実行している時間が長い場合は大きな違いは見えませんが、ループの中でVIを何度も高速で呼び出す場合は3倍近くもの速さに達することが出来ます。 DLLを作成してTestStandからDLLを呼び出す手順は、次の通りです。
  1. VI上のコネクタペーンでTestStand内とのやり取りするパラメータを指定します。
    注意点:もしそのVI上でTestStand内のパラメータをやり取りする関数でActiveXを使用している場合、あまりパフォーマンスの向上には繋がりません。このようなVIを使用した場合のパフォーマンスを向上させるためには、それらの関数を使わずに、制御器・表示器でパラメータの受け渡しをしてDLL化します。
  2. VIをDLL化します。(これには、LabVIEWバージョン6i以上のプロフェッショナル版もしくはアプリケーションビルダが必要です。)
  3. TestStand上でLabVIEW Standard Prototype Adapterを使用しているVIを呼び出すステップにて、DLL Flexible Prototype Adapterを使用するよう変更します。


  4. 関連リンク:

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    報告日時: 08/01/2002
    最終更新日: 08/23/2002
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