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計測器との通信のときにENEBエラー(GPIBボードが存在しない)が発生します



使用ソフトウェア: Driver Software>>NI-488.2
使用ソフトウェア・バージョン: 1.0
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A

問題: 新規でGPIBボードをインストールし、このボードが自動的にインターフェースの名前がGPIB1として構成されました。そこで、今まで使用していた計測器との通信のためのコードを実行しようとしましたが、必ずENEBエラー(GPIBボードが存在しない)というエラーが発生します。インストールも正常に行い、診断テストも全てパスしたのですが、このエラーの原因は何なのでしょうか。

解決策: 使用している計測器(デバイス)のインターフェース名がおそらくGPIB1ではなくGPIB0として構成されています。デフォルトでは、インターフェースボードとして使用してるGPIB0のデバイステンプレートではプライマリアドレスは1から16までの値(DEV1~DEV16)で構成されていますが、プライマリアドレスが17から32(DEV17~DEV32)はGPIB1として構成されます。例えば、プライマリアドレスが5(DEV5)の計測器との通信を行っている場合、この計測器はGPIB0として構成されます。このGPIB0がPCに存在しない場合、ENEBエラーが生じます。 

デフォルトのインターフェース名はGPIB0ですが、すでにPCにそのインターフェース名が使用されていた場合、代わりにGPIB1として構成されますので、もしすでにGPIB0として構成されているGPIBボードが存在している場合、GPIBボードは自動的にインターフェース名がGPIB1として構成されます。インストール前にPCからGPIBボードを削除したとしても、PCのレジストリにGPIB0が使用されているという情報が残っている可能性もあります。

この問題を解決する最も簡単な方法はデバイステンプレートでデバイスをGPIB0からGPIB1へ変更することです(下記のリンクを参照して下さい)。これ以外の方法としては、正しいインターフェース名としてGPIB0と認識させるために、GPIBハードウェアとソフトウェアをアンインストールし、再度GPIBのハードウェアとソフトウェアをインストールする方法もあります。

(メモ:Windows 9xでは、デバイスマネージャーでGPIBハードウェアを選択し、削除ボタンでWindowsのレジストリからGPIBハードウェアを削除できるはずです)。その際、更新ボタンで再度GPIBハードウェアを自動検出させることによって、アンインストール/インストールの手続きを行うことなく正しいインターフェース名を認識させることができます)


関連リンク: KnowledgeBase 1DREQIQA: GPIB Error Codes and Common Solutions (Part 1)
GPIB Support: Setting GPIB Properties in Windows 98/95
GPIB Support: Setting GPIB Properties in Windows NT
GPIB Support: Setting GPIB Properties in Windows 2000

添付:





報告日時: 11/07/2000
最終更新日: 01/05/2005
ドキュメントID: 2368N85R