インストーラのインストールが完了した後に特定の EXE ファイルを実行させる方法

LabVIEW のバージョンによって設定方法が異なります。

LabVIEW 8.x 以上
インストール完了後に EXE ファイルを実行させる為のインストーラ作成には次の3つのステップを行う必要があります。

1.  EXE ファイルをプロジェクトに追加

          1． アプリケーションのプロジェクトエクスプローラを起動
          2． マイコンピュータを右クリック、追加 » ファイル
          3． インストーラのインストールが終了後に起動させる EXE ファイルをファイルを追加より選択

     プロジェクトエクスプローラのマイコンピュータ直下に選択したEXEファイルが現われます。

2． EXE ファイルをインストーラに追加

          1． プロジェクトエクスプローラのビルド仕様で右クリック、新規 » インストーラを選択
          2． カテゴリ欄からソースファイルを選択
          3． マイコンピュータ左の＋サインよりツリーを拡張
          4．  EXE ファイルを選択し出力先ビューにより選択されている出力先がプロジェクトのフォルダである

                か確認

          5． プロジェクトビューと出力先ビューの間の青い矢印を左クリックしEXEファイルをプロジェクトの

               フォ ルダに移動

     この時点ではマイインストーラプロパティを閉じないで下さい。

3． インストーラのインストールが終了後、 EXE ファイルが動作するように構成

          1． カテゴリ欄より上級を選択
          2． インストール後に実行にチェックを入れ、 EXE ファイルパスが表示される左側の実行ファイル

　　　　　を追加ボタンを選択。
          3． プロジェクト内にある EXE ファイルを決め OK ボタンを選択

     現時点で EXE ファイルのパスが表示され、コマンドライン引数の欄が入力可能状態ですので必要に応じ

    てコマンドを入力してください。

特に EXE ファイルに対してコマンドが必要ない場合はマイインストーラプロパティの OK ボタンを選択してください。プロジェクトエクスプローラウインドウが、ビルド仕様の直下にインストーラを追加した形で再度表示された時点で構成は完了です。しかし、 EXE ファイルに対してコマンドが必要な場合コマンドライン引数の欄にコマンドを入力ください。この機能の詳しい説明に関しては LabVIEW ヘルプ、上級ページ（インストーラプロパティダイアログボックス）を参照下さい。

LabVIEW 5.0 - 7.1
特定の EXE ファイルをインストーラのインストール完了後に実行させるにはアプリケーションの上級タブにおいて適切な項目にチェックを入れてください。
複数の EXE ファイルを実行させるにはバッチファイル ( .bat ) の作成が必要です。こちらについては下記のリンクより "アプリケーションビルダで作成した LabVIEW アプリケーションのインストーラに他のインストーラを含めるにはどうすればいいですか？" を参照下さい。また、下記の点について注意してください。

     • EXE ファイルがメインのインストーラと共にインストールされる必要があります。メインインストーラと分

       けて配布する事は出来ません。

     • 上級タブで EXE ファイルパスではなく、名前によって明確にしてください。 EXE ファイルにパス情報は

       既知でありますのでパス情報は必要ありません。

     • 上級タブで EXE ファイルの名前を選択する際には EXE ファイルで使われている文字と完全に一致す

       るようにしてください。

注意点： EXE ファイルをインストーラのインストール後に実行させるにはまず、ソースファイルタブのサポートファイルを追加より EXE ファイルの追加を行って下さい。インストーラ設定タブ、上級ボタンより実行可能ファイルをインストール後に実行するを選択し、EXE ファイルの名前を記入してください。 EXE ファイルのパスは記入しないでください。