PXI-1050(PXI/SCXIコンビネーションシャーシ)のヒューズ交換



ハードウェア: PXI/CompactPCI>>Chassis>>PXI-1050

問題:  日本国内仕様のPXI-1050(製品番号:779199-04 PXI-1050PXI/SCXIコンビネーションシャーシ、日本 100V)を購入して、モジュールを挿入し、電源を入れたら、ヒューズが切れてしまいました。製品に装着されていた同じ定格電流(1/4A)のものと交換しても、すぐにヒューズが切れてしまいます。これはどうしてですか?

解決策:
 これは、工場出荷時にPXI-1050シャーシのSCXI側電源部に装着されているヒューズ(1/4A)が、ヨーロッパ仕様のものだからです。日本国内(AC100V)で使用する場合は、ヒューズを0.75A(3/4 A)のものに交換する必要があります。
 日本国内仕様のPXI-1050(製品番号:779199-04 PXI-1050、PXI/SCXIコンビネーションシャーシ、日本 100V)には、日本のAC100Vで使用する場合の0.75A(3/4 A)のヒューズが同梱されています。これは、日本での使用の際に、ヒューズを交換してから使用していただくためです。
 工場出荷時、PXI-1050シャーシのSCXI側の電源部には、ヨーロッパ仕様の0.25A(1/4 A)ヒューズが装着されています。そのまま日本国内(AC100V)で使用すると、ヒューズが切れてしまいます。製品に電源コードを接続する前に、PXI-1050シャーシのSCXI側の電源部の電圧選択器が100Vの選択になっているかを確認していただくとともに、ヒューズを製品と同梱されていた0.75A(3/4 A)のものと交換してください。電圧選択器の電圧選択、および、ヒューズの交換の詳細については、製品付属の「PXI-1050 ユーザマニュアル」の「第2章 取り付けおよび構成」の「シャーシ構成の項」の「ライン電圧選択およびヒューズ値」(2-2ページ)を参照してください。
 工場出荷時に装着されているヒューズは、日本(AC100V)での仕様より定格電流が小さいものなので、ヒューズの交換を行わなくても、ヒューズが切れてしまうだけで、機器に損傷は与えません。また、モジュールが少ないなどで負荷電流が少ない場合は、ヒューズが切れない場合もあります。しかし、時間が経過すると、付属のヒューズの紛失も考えられますし、ヒューズが切れた際に、ヒューズを日本での仕様に合わせたものに交換しなければならないことを忘れて、装着されているものと同じ仕様のヒューズに交換してしまい、連続してヒューズを切ってしまうということも考えられます。ご面倒ではありますが、使用開始時に製品に同梱の日本仕様のヒューズに交換してください。
 このドキュメントの内容は、前記の製品付属の「PXI-1050 ユーザマニュアル」の「第2章 取り付けおよび構成」の「シャーシ構成の項」の「ライン電圧選択およびヒューズ値」(2-2ページ)に記載されております。


関連リンク: NI PXI-1050 ユーザマニュアルおよび仕様

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報告日時: 11/09/2008
最終更新日: 11/09/2008
ドキュメントID: 4R8HJO8V