LabVIEWとMeasurement Studioにある波形チャートには、データをスクロールするために、ストリップチャート、スコープチャート、およびスイープチャートという3つの更新モードがあります。これらの更新モードは波形チャートのプロパティを使用して変更することが可能です。これをおこなうには、波形チャートを右クリックして
プロパティ » 外観を選択し、
更新モードプルダウンメニューから
ストリップチャート、スコープチャート、またはスイープチャートを選択します。
- ストリップチャート
このモードは、表示がスクロールしてロール紙に記録するチャートレコーダに似ています。このモードの最初のプロットは左から右にスクロールします。一番右側にある新しいポイントは、古い値として左側にずれてプロットされ続けます。
- スコープチャート
このモードは、表示を再描画するオシロスコープに似ています。新しいデータを受け取ると、最後の値を右側にプロットします。プロットがプロット領域の右枠に到達すると、プロットを消去して左枠から再びプロットを始めます。
- スイープチャート
このモードはスコープチャートに似ていますが、プロットが右枠に到達したらプロットは削除されません。その代わり、垂直線が左側から右側に動いてその線に沿って古いデータを新しいデータで更新されます。
メモ: Measurement Studio .NETコントロールは、スイープモードをサポートしていません。ActiveXコントールでのみサポートしています。詳細については、関連リンクを参照してください。
LabVIEW 2012以前では、チャートタイプとデータタイプをデモするcharts.viというファイル名のサンプルが下記の場所に含まれています。
<LabVIEW>\examples\general\graphs\charts.llbフォルダ
LabVIEW 2013以降では、チャートタイプとデータタイプをデモするWaveform Chart Data Types and Update Modes.viというファイル名のサンプルが下記の場所に含まれています。
<LabVIEW>\examples\Controls and Indicators\Graphs and Charts\Waveform Graphs and Chartsフォルダ
Measurement Studio for Visual Basicには、下記の場所に同様のサンプルがあります。
MeasurementStudio\VB\Samples\UI\GraphフォルダにあるGraph StylesおよびSweep Chart
また、下記よりサンプルをダウンロードすることも可能です。