Archived: NI-DAQmx8.6.0f12のPXI及びデスクトップ用Real-Timeシステム上での使用について

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使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: 8.5
使用ソフトウェア・バージョンに特化: 8.5
二次のソフトウェア: Driver Software>>NI-DAQmx

問題:

ナショナルインスツルメンツは、NI-DAQmxドライバ、あるいはNI-DAQmxをアップデートするドライバをアップグレードする際に、Measurement & Automation Explorer (MAX)の設定データを破壊する可能性があることを確認しました。この問題による不具合につきまして深くお詫び申し上げます。ナショナルインスツルメンツはお客様の満足と、製品及び技術への信頼を維持する為に全力を尽くしております。

以下の情報をご覧になり、対策が必要かどうかをご確認下さい。

解決策:

PXI及びデスクトップ用Real-Timeシステムが影響を受けるかどうかの判断方法
もしPXI及びデスクトップ用Real-TimeシステムのNI-DAQmxをバージョン8.6.0f12にアップグレードしていない場合は、この問題の影響を受けません。NI-DAQmx8.6.0f12は2007年の11月より、主に2007年11月版NIデバイスドライバの一部として提供されていました。

もし、現在お使いのNI-DAQmxのバージョンが不明の場合は、以下の手順で確認してください。

1. Real-TimeターゲットとのFTPセッションを開きます。この方法についてはKnowledgebase 3UJACBE9: FTP Transfer of Files Between Host and Real-Time Targets in MAXをご参照下さい。
2. /ni-rt/system/niswchdd.dll をホストシステムのデスクトップにコピーしてください。
3. niswchdd.dllを右クリックし、コンテキストメニューから"プロパティ"をクリックしてください。
4. WindowsXP/2000の場合、"バージョン"タブをクリックします。Windows Vistaの場合、"詳細"タブをクリックします。
5. "製品バージョン"プロパティを確認します。もし製品バージョンが"1.1.13.0f1"の場合、お使いのReal-TimeシステムにはNI-DAQmx8.6.0f12がインストールされており、この文書に記載されている問題の影響を受けます。引き続きこの文書の手順に従って、システムを修復してください。

万が一niswchdd.dllのバージョン情報を確認できなかった場合は、NI-DAQmx8.6.0f12がインストールされているものとみなして以下の手順を実行する事を推奨します。

 

この問題の影響を受けている場合、どのようにしてシステムを修復すればよいか
システムの修復には、２通りの方法があります。１つ目はReal-Timeターゲットの設定を削除する方法で、2つ目はReal-Timeシステム全体をフォーマットする方法です。

Real-Timeターゲットの設定を削除する方法

1. ホストシステムが、NI-DAQmx8.6.0f12以外のバージョンのNI-DAQmxをインストール済みかどうかを確認します。もし当該バージョンのNI-DAQmxをお持ちでない場合は、次項"どのようにして代替ドライバをリクエストすればよいか"をご参照下さい。
2. Real-Timeターゲットをセーフモードで再起動します。この手順については、お使いのReal-Timeコントローラのユーザマニュアルをご参照下さい。
3. NI-DAQmx8.6.0f12をReal-Timeターゲットからアンインストールします。
4. ドライバをアンインストール後、Real-Timeターゲットをセーフモードで再起動します。
5. Real-TimeターゲットとのFTPセッションを開きます。この方法についてはKnowledgebase 3UJACBE9: FTP Transfer of Files Between Host and Real-Time Targets in MAXをご参照下さい。
6. 以下のファイルを全て削除します。
   /ni-rt/system/config3.mxs
/ni-rt/system/config3.mxd
/ni-rt/system/max.ini
/ni-rt/system/mxs.mxr
/ni-rt/system/mxsjar.ini
/ni-rt/system/*.mx5(このディレクトリにある拡張子 .mx5のファイル全て)
   /ni-rt/system/Last/* (このディレクトリにあるファイル全て)
7. NI-DAQmxをホストからインストールします。
8. Real-Timeターゲットを通常モードで再起動します。この手順については、お使いのReal-Timeコントローラのユーザマニュアルをご参照下さい。

 

Real-Timeシステム全体をフォーマットする方法

1. ホストシステムが、NI-DAQmx8.6.0f12以外のバージョンのNI-DAQmxをインストール済みかどうかを確認します。もし当該バージョンのNI-DAQmxをお持ちでない場合は、次項"どのようにして代替ドライバをリクエストすればよいか"をご参照下さい。
2. ターゲットをフォーマットします。ほとんどのターゲットでは、MAX上でターゲットを右クリックして"フォーマット"を選ぶことによってフォーマットすることができます。その他のターゲットをフォーマットする手順については、MAXヘルプをご参照下さい。
3. NI-DAQmx及びその他必要なドライバをターゲットにインストールします。

 

どのようにして代替ドライバをリクエストすればよいか
NI Q4 Developer Suite ドライバメディア リプレイスメントディスクのご請求
NI-DAQmx8.6.1のダウンロードページ
2007年8月版 デバイスドライバのダウンロード(1.5GB)

関連リンク:
Knowledgebase 4G4H38QA :お知らせ：ソフトウェアの問題がMAXを破損させる可能性について(TestStand, LabWindows/CVI, Measurement Studio)
Knowledgebase 4G4H4LQA : お知らせ：ソフトウェアの問題がMAXを破損させる可能性について(NI Developer Suite と NI Software Reference Library)

添付:





報告日時: 12/14/2007
最終更新日: 03/29/2009
ドキュメントＩＤ: 4GC9B2QA